| 成分名 | アルガン培養抽出物 |
| 慣用名・別名 | アルガン幹細胞培養液 |
| INCI名 | Argania Spinosa Callus Culture Extract |
| 化学式 | 複合混合物(アミノ酸・ポリフェノール・トコフェロール・ペプチド・ミネラル含有培養液) |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
アルガン培養抽出物は、モロッコ南西部の砂漠地帯に自生する希少なアルガンツリー(学名:Argania Spinosa)の幹細胞を植物組織培養技術によって増殖・抽出した革新的な美容成分である。従来の「アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)」が果実の核から圧搾される油性成分であるのに対し、本成分は植物の再生拠点である幹細胞そのものを培養源とするため、より高い生理活性と多彩な機能性成分を含む点が特筆される。
培養液中には成長因子様物質(サイトカイン類似ペプチド)が産生されており、これが皮膚線維芽細胞の分裂・分化を促進し、ダメージを受けた組織の修復を加速させると考えられている。また、ビタミンE(トコフェロール)とポリフェノールの複合抗酸化系が活性酸素を効率的に除去し、老化の根本因子である酸化ストレスを軽減する。含有するアミノ酸群は皮膚のナチュラルモイスチャライジングファクター(NMF)構成成分として、バリア機能の強化と保湿維持に寄与する。さらに微量ミネラル類が酵素補因子として細胞代謝を支援し、コラーゲン・エラスチン合成を間接的に促進することも期待される。
植物幹細胞エキスはヒト幹細胞培養エキスと異なり、レセプター・リガンドの種差から直接的な細胞活性化は限定的との見解もある。しかし、抗酸化・抗炎症・保湿の多機能性が複合的に作用することで、使用感としての肌のハリ・キメ改善に貢献する成分として化粧品業界では高く評価されている。培養技術を用いることで、天然採取品にありがちな季節・産地由来の成分濃度のばらつきが解消され、均一な品質と安定した効果が担保される点も製剤設計上の利点である。加えて、絶滅危惧種にも指定されるアルガンツリーの森を保護しながら原料を供給できるサステナブルな製造プロセスとしても注目されている。美容液・クリーム・エッセンスなどの年齢肌向けスキンケア製品に主要エイジングケア成分として配合されることが多い。
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