Ingredient Analysis

N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体液

成分 5件の商品に配合 ID: 89397
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+20

安全性
+50

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体液
医薬部外品名N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体液
INCI名N-Propionyl Polyethyleneimine Methyl Polysiloxane Copolymer
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +40
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +10
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ポリエチレンイミン(PEI)のアミノ基部分をプロピオニル化し、メチルポリシロキサン(PDMS)と共重合させた両親媒性高分子。親水性アミン鎖が毛髪ダメージ部位に選択的吸着し、疎水性シリコーン鎖が撥水保護膜を形成。髪のボリューム感・滑らかさ・保湿を同時に付与する複合機能性ポリマーで、育毛トニック等にも配合される。

N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体液の解析

N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体液は、水親和性のポリエチレンイミン(PEI)のアミノ基をプロピオニル基で部分修飾したセグメントと、疎水性のメチルポリシロキサン(PDMS=ジメチコン類似骨格)セグメントを分子レベルで共重合させた、ユニークな両親媒性高分子です。親水部位と疎水部位が一つの分子内に共存するため、水中でも油中でも安定的に機能する「水と油の橋渡し役」として働きます。

作用機序として、PEI由来のアミノ基・イミノ基が、ブリーチやパーマなどのダメージを受けた毛髪表面の負電荷部位や欠損キューティクルに選択的に吸着します。一方でPDMSセグメントは薄い撥水性シリコーン膜を髪表面に展開し、外部からの湿気や摩擦ダメージを軽減します。この二重機能により、べたつかない軽い仕上がりでありながらボリューム感と滑らかさを両立できる点が特徴です。また皮膜の持続性が高く、洗髪後も効果が持続しやすいとされています。

頭皮への影響については、適切な処方濃度(一般に数%以下)では刺激性は低いと考えられますが、高分子皮膜形成成分の性質上、敏感肌・過敏な頭皮では稀に閉塞感や違和感が生じる可能性があります。また、アミノ基を持つPEI骨格は刺激性の懸念を持つ原料として知られており、プロピオニル化・シリコーン化により緩和されているとはいえ、高濃度配合には注意が必要です。

環境面では、シリコーン骨格の生分解性の低さが課題として挙げられます。サクセス薬用育毛トニックなどスカルプ・育毛系製品への配合が確認されており、頭皮環境の整備を通じた間接的な育毛サポート効果も期待されています。ヒアルロン酸やパンテノールなど保湿成分との組み合わせで相乗的な効果が期待できます。

相性の良い成分

ケラチン パンテノール アルギニン

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ調整剤 カチオン系界面活性剤過剰配合