| 成分名 | サイタイエキス |
| 医薬部外品名 | サイタイ抽出液 |
| 慣用名・別名 | 保湿、肌荒れ防止、細胞賦活 |
| INCI名 | Umbilical Extract |
| 由来 | 動物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜5% |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 医薬部外品承認成分 化粧品成分基準収載 |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
サイタイエキス(INCI: Umbilical Extract)は、主にウマ(サラブレッド)またはブタの臍帯(へその緒)を原料として得られる動物性抽出物です。臍帯は母体と胎児をつなぐ管状組織で、酸素・栄養素の輸送という重要な役割を担うため、生命維持に必要な多様な活性成分が凝縮されています。
成分組成の中心はムコ多糖類(ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸など)であり、これに加えてアミノ酸・低分子ペプチド、シアル酸、微量のビタミン類が含まれることが報告されています。特にムコ多糖類の高い水分保持能が、皮表水分保持による保湿作用の主要な機序と考えられています。2002年に行われたヒト使用試験では、極低濃度(乾燥固形分0.0001%)の塗布により経表皮水分蒸散量の有意な低下が確認されており、バリア機能補助としての実用性が示されています。
エイジングケアの観点からは、ペプチド成分によるコラーゲン合成促進や細胞賦活、ターンオーバー正常化への寄与も期待されており、スキンケア・マスク・洗顔料・クレンジングなど幅広い剤型に配合されています。プラセンタエキスと類似した位置づけながら、臍帯特有のムコ多糖類リッチな組成が特徴です。
安全性については医薬部外品原料規格2021に収載され、15年以上の使用実績を有し、皮膚刺激性・感作性はほとんどないとされています。ただし動物由来成分であるため、製造ロットごとの品質管理と衛生管理(検疫証明・低温殺菌・酵素分解抽出など)が極めて重要です。動物性タンパク質に対して過敏な方には稀にアレルギー反応が生じる可能性も念頭におく必要があります。また、動物由来という性質上、環境・倫理面での負荷もやや考慮されます。