| 成分名 | ジュニペルス・バージニアナ油 |
| 慣用名・別名 | シダーウッド油、セダーウッド油、エンピツビャクシン油 |
| INCI名 | Juniperus Virginiana Oil |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜1% |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ジュニペルス・バージニアナ油(シダーウッドオイル)は、北米原産のヒノキ科針葉樹エンピツビャクシンの木部を水蒸気蒸留して得られる精油で、バルサミックで甘みのあるウッディな香りが特徴的な成分。英名「ペンシルシダー」とも呼ばれ、その名の通り鉛筆材料として歴史的に知られる木である。
成分の本質はα-セドレン・ツヨプセン・セドロールを主体としたセスキテルペン類であり、この化学構造が殺菌・収れん・抗炎症作用の基盤となっている。特にセドロールはリラクゼーション作用や抗菌作用が研究されており、頭皮ケア製品での皮脂バランス調整への寄与が期待される。化粧品では主に香料として配合されるが、引き締め・殺菌作用から脂性肌・頭皮ケア製品にも積極的に採用される。
安全性の観点では注意が必要な成分でもある。強い通経作用を持ち、歴史的に堕胎薬として利用された記録もあることから、妊娠中の使用は避けるべきとされる。またヒノキ科植物由来であるため、花粉症や植物アレルギーを持つ人には感作・刺激反応を引き起こす可能性がある。精油として濃度が高い場合は皮膚刺激性も懸念されるため、希釈配合が基本となる。
類似成分としてアトラスシダーウッドオイル(Cedrus atlantica)があるが、植物分類が異なりセスキテルペン組成も若干異なる。エジプト文明においてミイラ保存に使用されてきた歴史が示すように、防腐・防虫効果の高さは古くから認識されており、現代の化粧品でも防腐補助の役割を担う側面がある。
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