Ingredient Analysis

ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖

カチオン界面活性剤 15件の商品に配合 ID: 5790
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+30

安全性
+40

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖
INCI名Stearyldihydroxypropyldimonium Oligosaccharide
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域3.5〜6.5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +40
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ステアリル基(C18)とジヒドロキシプロピル基を持つ4級アンモニウム塩系カチオン界面活性剤で、オリゴ糖(少数の糖鎖)を分子内に組み込んだ複合型構造が特徴。正電荷により負に帯電した毛髪・皮膚表面に吸着し、コンディショニング・帯電防止効果を発揮する。糖鎖部位が保湿・皮膚密着性を高め、他の美容成分の浸透補助にも寄与。主にヘアトリートメント・ヘアマスク製品に使用され、資生堂系製品に多数採用されている独自性の高い成分。

ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖の解析

ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖は、炭素数18のステアリル基(長鎖疎水基)とジヒドロキシプロピル基を持つ4級アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤に、複数の糖分子が連なったオリゴ糖鎖を組み合わせた構造的に複雑な成分である。この「カチオン+糖鎖」というハイブリッド構造が、この成分の最大の個性といえる。

カチオン界面活性剤としての基本機能は、毛髪・皮膚表面の負電荷(アニオン性タンパク質など)への静電吸着によるコンディショニング・帯電防止効果。ステアリル基の長い疎水鎖が皮膜を形成し、なめらかな仕上がりと指通りの改善をもたらす。一般的なベヘントリモニウムクロリドやセトリモニウムクロリドと比べ、分子中にオリゴ糖を内包している点がユニークで、糖鎖由来の水和能力により通常のカチオン界面活性剤では得られにくい保湿性と皮膚密着性を付与している。

「オリゴ糖」という観点から捉えると、砂糖(スクロース)やオリゴ糖系保湿剤との構造上の共通点があり、糖鎖の水酸基が水分子を引きつけることで乾燥した毛髪や皮膚への潤い付与に貢献する。また皮膚密着性の高さから、配合された他の美容成分(タンパク質加水分解物・ビタミン類など)の浸透を補助するキャリア的役割も期待できる。

安全性については、4級アンモニウム塩としての皮膚刺激ポテンシャルは否定できないが、オリゴ糖の存在が刺激を緩和する方向に働くとされており、汎用のカチオン界面活性剤よりもマイルドな使用感を実現している。資生堂が中心となって開発・採用してきた成分で、マシェリ・フィーノ・ルミノジェニックなど同社のヘアケアラインに幅広く採用されていることからも、処方設計上の実績・信頼性が高いことが窺える。

環境面では、糖鎖部分の生分解性は比較的良好と考えられるが、4級アンモニウム塩全般として水生生物への影響が懸念される側面も持つ。配合濃度は通常1〜3%程度で、アニオン界面活性剤との直接混合は電荷中和による沈殿が生じやすいため避けるべきである。

相性の良い成分

ケラチン コラーゲン ヒアルロン酸 パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤 強いアニオン系成分

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