Ingredient Analysis

ジステアリン酸スクロース

ノニオン界面活性剤 9件の商品に配合 ID: 1289
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+20

安全性
+10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名ジステアリン酸スクロース
医薬部外品名ショ糖脂肪酸エステル
慣用名・別名スクロースジステアレート
INCI名Sucrose Distearate
化学式C68H130O13
分子量1155.78 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.0〜8.0
EWGスコア1/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ステアリン酸2分子とスクロース(ショ糖)のヒドロキシ基が脱水縮合したジエステル型ノニオン界面活性剤(ショ糖脂肪酸エステル)。主に親油性乳化剤として機能し、油中水型(W/O)エマルションの安定化に寄与。植物由来(サトウキビ・ヤシ由来)で生分解性に優れ、皮膚刺激は比較的低い。モノエステル体(ステアリン酸スクロース)より疎水性が高く、乳化安定性に優れる特性を持つ。

ジステアリン酸スクロースの解析

ジステアリン酸スクロースは、植物由来のスクロース(ショ糖)にステアリン酸2分子がエステル結合したショ糖脂肪酸エステルの一種。化粧品・ヘアケア分野では主として乳化安定剤として配合される、いわば「水と油を仲介する橋渡し役」の成分だ。

ノニオン界面活性剤に分類され、イオン性を持たないため他の成分との相互作用によるトラブルが少なく、製剤設計の自由度が高い。同系統のステアリン酸スクロース(モノエステル)と比べると、エステル結合が2つある分だけ疎水性が強く、HLB値が低め(親油性寄り)であり、W/O型エマルションの安定化に特に適している。クリームや乳液の質感・安定性を左右する縁の下の力持ち的存在だ。

安全性については、一部サイトで「D評価(刺激が強い)」と記載されているが、これは根拠が乏しく、化粧品成分オンラインや各種文献では皮膚刺激性・感作性ともに低いと評価されている。ノニオン系である点もマイルドさに寄与しており、敏感肌向け製品にも用いられることがある。

環境面では、サトウキビやヤシ由来の植物性原料から製造され生分解性に優れる点が評価される。合成系の乳化剤(PEG系など)に比べて環境負荷が低く、グリーンケミストリーの観点からも好ましい選択肢。食品添加物としても使用実績があり、長期の安全性データが蓄積されている点も信頼性を裏付ける。

製品への配合量は1〜5%程度が一般的で、単独よりも他の乳化剤や増粘剤との組み合わせで真価を発揮する。主役にはなれないが、製品の安定性・使用感を陰で支える重要な機能成分だ。

相性の良い成分

ステアリン酸スクロース セチルアルコール ベヘニルアルコール グリセリン