Ingredient Analysis

ヤシ油脂肪酸K液

アニオン界面活性剤 5件の商品に配合 ID: 45778
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
-20

使用感
基本情報
成分名ヤシ油脂肪酸K液
医薬部外品名ヤシ油脂肪酸カリウム
慣用名・別名ヤシ脂肪酸K
INCI名Potassium Cocoate
化学式ヤシ油脂肪酸カリウム塩(主にラウリン酸カリウム)
分子量変動(脂肪酸組成により200〜300 Da前後)
由来植物性
推奨配合濃度3〜10%
適正pH域8.5〜11.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 -20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -25
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸カリウム(K)液は、ヤシ油由来の脂肪酸(主にラウリン酸)とカリウムを反応させた石鹸系アニオン界面活性剤。泡立ちが良くさっぱりした洗い上がりが特徴だが、アルカリ性により肌・髪への刺激が強く、乾燥やパサつきを引き起こしやすい。敏感肌・ダメージヘアには不向き。

ヤシ油脂肪酸K液の解析

ヤシ油脂肪酸K液(ヤシ脂肪酸カリウム)は、ヤシ油から抽出した脂肪酸にカリウムアルカリを加えて鹸化した石鹸系アニオン界面活性剤の液体タイプである。主成分はラウリン酸カリウム(C12:0)で、ミリスチン酸・パルミチン酸なども含む。シャンプー・ボディソープ・洗顔料など洗い流し系製品に広く配合される。

最大の特徴は優れた泡立ちと洗浄力。皮脂や汚れをしっかり除去できる一方、水のpHに依存するが石鹸系のためpHは概ね9〜11のアルカリ性となり、髪や肌の弱酸性バリアを崩しやすい。使用後は毛髪のキューティクルが開き、パサつき・きしみ・乾燥感が生じやすい。

硬水環境では金属イオンと反応して石鹸カス(不溶性塩)が生成し、頭皮や髪に残留することで仕上がりの低下や頭皮環境の悪化を招く場合がある。敏感肌・アトピー傾向・ダメージヘアへの使用は特に注意が必要で、刺激性の観点からも高配合での使用は推奨されない。

一方、植物(ヤシ)由来のため「天然成分」「オーガニック」を訴求する製品に採用されることが多く、石鹸シャンプーや無添加系ブランドで見られる。生分解性は比較的高いが、精製工程でのエネルギー消費や廃水アルカリ負荷は無視できない。カリウム塩は同じ脂肪酸のナトリウム塩よりも水溶性・液状性が高く、液体製品に適している。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン

相性の悪い成分・混合注意

酸性成分 陽イオン界面活性剤 キレート剤