Ingredient Analysis

アフリカマンゴノキ核脂

成分 5件の商品に配合 ID: 591
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+20

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名アフリカマンゴノキ核脂
慣用名・別名アフリカマンゴーバター、ディカバター、ワイルドマンゴーバター
INCI名Irvingia Gabonensis Kernel Butter
由来植物性
推奨配合濃度2〜10%
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

ニガキ科アフリカマンゴノキ(Irvingia gabonensis)の種子核から得られる植物性固形脂。ラウリン酸(35〜51%)とミリスチン酸(37〜58%)を主体とする飽和脂肪酸リッチな組成で、ヨウ素価3.5〜4.2と酸化安定性が非常に高い。融点39〜40℃で皮膚上で適度に溶融し、エモリエント効果と角質層水分保持を発揮。閉塞性被膜形成により経表皮水分蒸散(TEWL)を抑制。シア脂やカカオ脂に類似した使用感を持つ。

アフリカマンゴノキ核脂の解析

アフリカマンゴノキ核脂(アフリカンマンゴーバター)は、西・中央アフリカ原産のニガキ科植物 Irvingia gabonensis の種子核から採取される固形植物脂。一般的なマンゴー(Mangifera indica)とは全く別種であり、現地では「ディカ」「ワイルドマンゴー」とも呼ばれ、古くから食用・調理用油脂として利用されてきた。

化粧品原料としての最大の特徴は脂肪酸組成の独自性にある。主成分はラウリン酸(約35〜51%)とミリスチン酸(約37〜58%)という炭素鎖の短い飽和脂肪酸で、これはシア脂(ステアリン酸・オレイン酸主体)やカカオ脂とは異なるプロファイルを持つ。飽和脂肪酸が大半を占めるためヨウ素価は3.5〜4.2と極めて低く、酸化安定性が非常に高いのが強み。製品の酸化劣化を抑える観点からも扱いやすい素材といえる。

融点は39〜40℃と体温をやや超える帯域に設定されており、皮膚への塗布時に適度に溶融して均一な被膜を形成する。この閉塞性皮膜が経表皮水分蒸散(TEWL)を抑制し、角質層の水分量増加に寄与する。ラウリン酸・ミリスチン酸はいずれも皮膚親和性が高く、柔軟で滑らかな感触を生み出す。コンシステンシーはシア脂よりも硬質で、バーム、スティック、ボディバター、ヘアバター類への配合に適している。

類似素材との比較でいうと、シア脂は保湿・修復に優れ汎用性が高い一方で酸化しやすい不飽和脂肪酸を含む。一方アフリカマンゴノキ核脂はより酸化安定で硬質なため、防腐剤フリー処方や熱帯・高温環境向け製品に向いている。コメドジェニックリスクはラウリン酸・ミリスチン酸の含有からやや高めとされており、ニキビ肌への使用には注意が必要。安全性は一般的に良好で、皮膚刺激性・感作性は低いとされる。

近年ダイエット成分として話題になることもあるが、化粧品分野での活用はあくまでエモリエント・保湿・テクスチャー調整が主軸。ヘアケアにおいてはキューティクル表面をコーティングし、指通りとツヤを高める用途でも有効で、自然由来・ヴィーガン処方への需要が高まる中で注目される素材のひとつである。

相性の良い成分

シア脂 カカオ脂 セラミド グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

強酸化剤 強紫外線曝露