アハロバター アハロ スムースリペア シャンプーの解析結果

クオリティを添加剤の方に全振りしたようなシャンプー。
というのも、力の入れ具合がベース洗浄剤と添加剤で全く違いすぎるからですね。

洗浄剤は並以下

オレフィンスルホン酸Naベースで緩和系もほとんどなし。圧倒的な脱脂力がベースとなっているパターンで、もっと言うと安い素材です。

添加成分はやたらと豪華

コスト安の洗浄剤と打って変わって、添加成分は目の色が変わったように力を入れてます。キャピキシルやリピジュア、モリンガに数々のボタニカルエキスなど、頭皮にも髪にも嬉しそうな素材がズラリ。
ただ、添加成分は文字通りベース成分とは比べ物にならないほど微量であるということを踏まえて見なくてはなりません。優秀な素材でも、有効濃度に達していないものは最悪なくても一緒ということになりかねません。

添加剤で良い影響を与えそうなもの

前述のキャピキシルの育毛効果や、メドウフォーム-δ-ラクトンの補修効果、油剤のエモリエント効果などは仕上がりに影響を残せそうですね。
頭皮系よりも、髪系のケア成分のほうが印象を残せそうです。
ただし、ベース洗浄剤は逆に潤いを奪うような強さを持っているので全体的なバランスで見ると良いことばかりではなさそう。

なんと言ってもベース素材の安っぽさ

これに尽きると思います。様々な素材が入ってはいるものの、大部分を占める洗浄剤が粗雑という点で他の良さを帳消しにしている印象が非常に強いですね。微量な添加成分を過大評価することも難しいので、結果的に平凡なレベルに。