Ingredient Analysis

γードコサラクトン

成分 4件の商品に配合 ID: 65278
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+60

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名γードコサラクトン
慣用名・別名エルカラクトン
INCI名Gamma-Docosalactone
化学式C22H42O2
分子量322.52 Da
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜2%
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +60
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +50
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

エルカラクトンとも呼ばれるナタネ由来の植物性ラクトン(環状エステル)。日本精化が開発したヘアアンチエイジング成分。エルカ酸(cis-13-ドコセン酸)を環化して得られ、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱刺激により毛髪のアミノ基(リジン残基等)と共有結合を形成。めくれ上がったキューティクルを再疎水化・平滑化し、ハリ・コシ・うねり・広がりを持続的に改善。シャンプー後も効果が持続する耐洗浄性が特徴。

γードコサラクトンの解析

γ-ドコサラクトン(INCI名:Gamma-Docosalactone)は、エルカラクトンの通称でも知られる、日本精化株式会社が独自開発した植物由来のヘアケア機能性成分。原料はナタネ種子に含まれる長鎖不飽和脂肪酸「エルカ酸(cis-13-ドコセン酸)」であり、これを化学的に環化(ラクトン化)することで得られる半合成の環状エステル構造を持つ。

最大の特徴は熱応答性の共有結合形成能にある。通常温度では毛髪表面に吸着するが、ドライヤーやヘアアイロンで熱(60℃以上程度)を加えると、開環反応によりラクトン環が開いて活性化し、毛髪ケラチンのアミノ基(特にリジン残基のε-アミノ基)と共有結合を形成する。この化学結合はイオン結合や水素結合より強固なため、シャンプーを繰り返しても効果が持続するという耐洗浄性(サブスタンティビティ)が実現される。

結合後のキューティクルは再疎水化(18-MEA様効果)されて外部刺激への耐性が向上し、毛髪のうねり・絡まり・広がり・ハリ・コシの欠如といった多様なダメージ症状を複合的に改善する。特に加齢によるアンチエイジング的観点から「毛髪の老化ケア成分」として位置づけられており、湿度や温度変化に左右されにくい安定した効果が口コミ・文献両面で報告されている。

他のヘアコンディショニング成分との使い分けとして、シクロペンタシロキサン+セバシン酸ジエチルとの組み合わせではハリ・コシの即効性(揮発型)を、セバシン酸エチルとの組み合わせでは浸透性のハリ・コシ効果を、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとの組み合わせではうねり・絡まりの持続的改善を発揮するなど、共配合成分によって効果の質・持続性を設計できる点が処方面での優位性となっている。

安全性については、植物由来で皮膚刺激性・感作性ともに低く、EWGなどのデータベースでも懸念は少ない。シャンプー・コンディショナー・トリートメント・アウトバスト・ヘアカラートリートメントと幅広い製品カテゴリに対応しており、ヒートケア訴求製品の中核成分として近年急速に採用が拡大している。従来のシリコーンや加水分解ケラチン中心のヘアケアパラダイムとは異なる「共有結合×熱応答×植物由来」という三位一体のアプローチは、現代のクリーンビューティー潮流にも合致した革新性を持つ。

相性の良い成分

ケラチン シルク コラーゲン セラミド

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ 高濃度両性界面活性剤