Ingredient Analysis

ポリブチレングリコール-3PEG/PPG-8/5グリセリン

ノニオン界面活性剤 優良成分 5件の商品に配合 ID: 86984
優良成分として評価されています
この成分は当サイトの解析において特に優れた素材として位置づけられています。安全性・品質の高い成分です。
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+20

安全性
+40

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名ポリブチレングリコール-3PEG/PPG-8/5グリセリン
慣用名・別名PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)、WILBRIDE S-753
INCI名PEG/PPG/POLYBUTYLENE GLYCOL-8/5/3 GLYCERIN
由来半合成
推奨配合濃度1〜7%
適正pH域4.0〜8.0
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +40
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +5
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +15
環境負荷・生分解性の評価

概要

グリセリンにEO8モル・PO5モル・BO3モルを順次付加した非イオン性共重合体。商品名「WILBRIDE S-753」として知られる「水性保湿油」。水溶性でありながらエモリエント効果を持ち、高配合でもべたつかないさっぱりした使用感が特徴。保湿・柔軟・感触付与を同時に担う多機能保湿剤。アルコール・油脂・極性エステルとも相溶し処方設計の自由度が高い。

ポリブチレングリコール-3PEG/PPG-8/5グリセリンの解析

ポリブチレングリコール-3PEG/PPG-8/5グリセリンは、グリセリンを出発点として酸化エチレン(EO)8モル、酸化プロピレン(PO)5モル、酸化ブチレン(BO)3モルを順に付加したトリブロック共重合型の非イオン性多価アルコール誘導体。日油株式会社が開発・販売する「WILBRIDE S-753」として化粧品業界に浸透している専用素材である。

その最大の特徴は「水性保湿油」というコンセプトにある。通常、保湿力の高い油性成分はベタつきを生じやすく、水性成分は保湿の持続性に乏しい。本成分はEOの親水性・POの両親媒性・BOの疎水性をグリセリン骨格上で巧みに組み合わせることで、水に溶けながらもオイルに近いエモリエント感を実現している。皮膚表面に柔軟な水分保持膜を形成し、べたつきなく長時間の潤いを維持する。

使用感の観点では、シリコーンのような人工的なすべり感ではなく、しっとり・さらっとした素肌感に近い仕上がりが得られる。これは疎水性のブチレンオキシドブロックが皮膚脂質になじみながらも、分子全体が水に溶解しているためと考えられる。トリートメントやエッセンス、スキンケアクリームなど幅広い処方に高配合(最大約7%)しても処方の安定性を損なわない。

安全性の面では、PEG系成分全般への懸念が一部にあるものの、本成分はポリマー化により分子量が大きく皮膚浸透性が低い。刺激性・感作性の報告も少なく、スキャルプケア製品や敏感肌向け処方への応用例も多い。EUの化粧品規制上の制限もなく、日本の化粧品成分表示リスト収載成分として適正な使用実績を持つ。

類似成分としてPEG-8グリセリンポリグリセリン類が挙げられるが、本成分はBO付加による疎水性修飾によってエモリエント性能が一段高く、単なる保湿剤を超えた感触設計素材として位置づけられる。ヒアルロン酸やセラミドとの組み合わせで保湿の深度と持続性が向上するため、プレミアムライン製品への採用も増加傾向にある。

相性の良い成分

ヒアルロン酸 セラミド グリセリン ベタイン