デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10とは

デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10の解析

HLB値は一般的な界面活性剤の水と油への親和性の程度を表す指標で、HLB値は0から20までの値を取り、0に近いほど親油性が高く20に近いほど親水性が高くなります 。デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10のHLB値は12.0と報告されています 。デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10は親水性乳化剤として使われます。これは、二つの液体（一般的には油と水）が混ざり合わない状況で、一方の液体を微細な液滴として他方の液体中に均一に分散させるという「乳化」という現象を起こさせる助けをする特性があるからです 。そのHLB値から、O/W（Oil in Water、油分を水中に分散させる）型の乳化が可能であるとされています 。これにより、化粧品などでは油と水ベースの成分が混ざり易くなります。