| 成分名 | カエサルピニアスピノサ莢エキス |
| 慣用名・別名 | タラタンニン |
| INCI名 | Caesalpinia Spinosa Fruit Extract |
| 化学式 | 加水分解型タンニン(ガロタンニン類主体の混合物) |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜2% |
| 適正pH域 | 3.5〜6.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
カエサルピニアスピノサ莢エキスは、南米ペルー・ボリビアなどアンデス山脈原産のマメ科常緑樹カエサルピニアスピノサ(Tara)の莢(さや)から抽出されるエキスである。主要活性成分はタラタンニンと呼ばれる加水分解型ポリフェノール(ガロタンニン類)であり、高い抗酸化活性を示す天然由来の機能性成分として注目されている。
最も特筆すべき作用は毛乳頭細胞(DPC)増殖促進効果とメラノサイトにおけるメラニン産生促進効果である。2017年に筑波大学と株式会社NILが共同で発表した研究では、タラタンニンがヒト毛乳頭細胞の増殖を顕著に促進し、発毛・育毛に寄与する可能性を示した。さらに、メラニン色素の産生を高めるとともに、生成したメラニンをメラノサイト外へ速やかに移行させる効果も報告されており、白髪ケアへのアプローチとして独自性の高い成分といえる。
また、ミトコンドリアDNAの保護と抗酸化作用により、紫外線による光老化(UV老化)や大気汚染物質(ポリューション)からの細胞ダメージを軽減するアンチポリューション・UVケア効果も有する。酸化ストレスを抑制することで毛包幹細胞を保護し、間接的な育毛支持効果も期待できる。その抗酸化能はビタミンCと同等レベルとも言われている。
スキンケア領域においても、コラーゲン合成促進・抗糖化・肌のキメ整え・毛穴ケア・保湿・ハリ弾力向上など多面的な作用が報告されており、総合エイジングケア成分としての位置付けが強い。配合量は少量でも機能するケースが多く、シャンプー・トリートメント・ヘアミスト・スカルプケア製品のほか、フェイシャルケア製品にも幅広く活用されている。安全性については副作用・刺激の報告は少ないが、植物由来タンニン類のため体質によってはアレルギー反応が生じる可能性もある点に留意が必要である。
6件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)