Ingredient Analysis

ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)

ノニオン界面活性剤 7件の商品に配合 ID: 89002
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+25

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)
慣用名・別名PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン
INCI名PEG/PPG/Polybutylene Glycol-8/5/3 Glycerin
化学式C3H8O3にBO×3・EO×8・PO×5を付加した変性グリセリルエーテル
由来半合成
推奨配合濃度1〜10%
適正pH域3.0〜7.0
EWGスコア3/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +15
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ポリオキシブチレン(3)・ポリオキシエチレン(8)・ポリオキシプロピレン(5)グリセリルエーテルは、グリセリンにブチレンオキサイド・エチレンオキサイド・プロピレンオキサイドを付加した多段階変性ノニオン型界面活性剤。「水溶性保湿油」とも呼ばれ、高い保湿力を持ちながらさっぱりとした使用感を実現。高配合でもベタつかず、乳化・可溶化・浸透補助に優れる。

ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)の解析

ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)は、グリセリンを核として、ブチレンオキサイド(BO)を3モル、エチレンオキサイド(EO)を8モル、プロピレンオキサイド(PO)を5モルの順に付加させた三成分ブロック型ノニオン(非イオン性)界面活性剤である。化粧品業界ではPEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリンの表記(INCI名)でも知られる。

構造上の特徴として、親油性の高いBOブロックが疎水性を付与し、POブロックが中間的な両親媒性を担い、親水性EOブロックが水との親和性を調整する。この三相構造により、油性成分の乳化・可溶化と同時に皮膚への浸透補助機能を発揮し、水と油を柔らかくつなぐ「水溶性保湿油」としての役割を果たす。

保湿機能においては、グリセリン骨格が水分子と水素結合することで高い水分保持力を示す一方、ブチレンオキサイド鎖が皮脂様の油性層と親和し、角質層への密着性を高める。その結果、高配合時でも過度なベタつきが生じにくく、さっぱりとした保湿感が得られる点が他の保湿成分との差別化ポイントである。シャンプー・トリートメント・化粧水・乳液など幅広い剤型で採用されている。

安全性については、ノニオン界面活性剤として皮膚刺激性が低く、アニオン・カチオン界面活性剤に比べてマイルドな特性を持つ。EO/PO系界面活性剤に見られる製造工程由来の1,4-ジオキサン混入リスクが理論上存在するが、精製技術の向上により現代の化粧品配合では問題とならないレベルに管理されている。全体として幅広い処方pHで安定して機能する汎用性の高い成分である。

他成分との相乗効果として、ヒアルロン酸・グリセリン・コラーゲンなどの保湿成分と組み合わせることで浸透促進効果が高まり、シリコーン類や油性成分との乳化安定性にも優れる。環境負荷は石油由来合成成分としてやや懸念されるが、使用量は通常微量に留まる。

相性の良い成分

グリセリン ペンチレングリコール DPG ヒアルロン酸Na セラミド

相性の悪い成分・混合注意

高級脂肪酸 カチオン性界面活性剤