| 成分名 | ジ水添ロジンダイマージリノレイル |
| 慣用名・別名 | 結合剤、ヘアコンディショニング剤、閉塞剤、非水系増粘剤、エモリエント剤 |
| INCI名 | Dimer Dilinoleyl Hydrogenated Rosinate |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 2〜10% |
| コメドジェニック度 | 3/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ジ水添ロジンダイマージリノレイルは、松ヤニ由来の水添ロジン(水素添加ロジン)と、リノール酸を二量化して得られるダイマージリノール酸から誘導されたダイマージオールとを縮合させた、高分子エステル化合物です。化粧品表示名称としては「ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物」とも表記されます。
この成分の最大の特徴は、高屈折率(1.5以上)に由来する卓越した光沢付与能力です。リップグロスやリップカラー、ハイライターなどのメイクアップ製品において、深みのある艶やかな仕上がりを演出します。また、水素添加によって不飽和結合が還元されたロジン骨格と、ダイマー酸由来の長鎖・分岐構造が組み合わさることで、優れた酸化安定性を示し、製品の劣化・変臭を抑制します。
エモリエント性と閉塞性を合わせ持ち、皮膚・毛髪表面への高い密着性により持続的な保湿・コーティング効果を発揮します。リップケア製品では食事や会話による摩擦にも耐える持続力を付与し、ヘアオイルやトリートメントでは指通りの改善と光沢付与に貢献します。非水系増粘剤としての機能も持ち、製品テクスチャーの設計にも寄与します。
メイクアップ分野では酸化チタンや有機顔料に対する優れた顔料分散性を示し、ファンデーションや日焼け止めの均一な発色・質感向上にも活用されます。植物由来原料を基とし、20年以上の配合実績を持つ安全性の高い成分で、皮膚刺激性・感作性ともに低く、敏感肌用製品にも適しています。類似のダイマージリノール酸エステル類と比較して、光沢付与能と酸化安定性において優位性を示す点が差別化特徴です。