Ingredient Analysis

アセチルテトラペプチド-11

成分 4件の商品に配合 ID: 89550
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+10

安全性
+20

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名アセチルテトラペプチド-11
慣用名・別名アセチルテトラペプチド-11
INCI名Acetyl Tetrapeptide-11
化学式C27H38N4O7
分子量550 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜7.0
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +10
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +20
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

アセチルテトラペプチド-11は、Pro-Pro-Tyr-Leuの配列にアセチル基を付加した合成テトラペプチド。フィラグリン産生促進を中心に、シンデカン-1・XVII型コラーゲン合成促進、ケラチノサイト活性化を通じて皮膚バリア機能を根本から強化。保湿・ハリ・エイジングケアを統合的に担うマルチ機能型先進ペプチド成分。

アセチルテトラペプチド-11の解析

アセチルテトラペプチド-11は、プロリン×2・チロシン・ロイシンの4アミノ酸(Ac-Pro-Pro-Tyr-Leu)からなる合成ペプチドで、アセチル化によって安定性と細胞膜透過性を高めた設計です。CAS番号928006-88-6、分子量530.61という比較的小さな構造が、皮膚深部への浸透を可能にしています。

最大の特徴は、角質層の天然保湿因子(NMF)製造の要であるフィラグリンの産生を促進することです。フィラグリンは角質細胞内でアミノ酸・ピロリドンカルボン酸・ウロカニン酸などに分解され、肌の水分保持能力を根幹から支えます。これが不足すると乾燥・バリア破綻・アトピー性皮膚炎様の問題が起きるため、フィラグリン誘導は現代スキンケアの重要課題です。

作用機序は多段階にわたります。まず皮膚表面のシグナル受容体と結合してケラチノサイト(表皮角化細胞)の増殖・分化を活性化。続いてシンデカン-1(ヘパラン硫酸プロテオグリカン)の合成を促し、細胞外マトリックスと増殖因子の相互作用を調整します。さらにXVII型コラーゲン(BP180)の産生を高めることで、表皮と真皮をつなぐ基底膜領域の結合力を強化し、肌の構造的安定性と弾力を向上させます。

他のペプチドとの差別化も明確です。アセチルヘキサペプチド-8が神経筋接合部の弛緩に特化するのに対し、本成分はバリア機能・保湿・コラーゲン基盤の三位一体改善を担います。テトラペプチド-5がエラスチン主導型であるのと対比すると、アセチルテトラペプチド-11は「表皮~基底膜の統合ケア」に優位性があります。合成ペプチドとして酸化・微生物分解に強く、化粧品中での安定配合が実現しやすい点も処方設計上の強みです。エイジングケア美容液・クリームへの少量高効果配合が主流で、ヒアルロン酸やビタミンC誘導体との併用でさらなる相乗効果が期待されています。

相性の良い成分

ヒアルロン酸Na セラミドNP ナイアシンアミド ビタミンC誘導体

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ性pH環境 高濃度の金属イオン