解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社RAVIPAブランド名
ASHADA容量
30ml参考価格
6300円1mlあたり
210円ASIN
B07FCFGS2J発売日
20180708KaisekiID
10795全成分
解析チームです。
「ASHADA パーフェクトクリアエッセンス」は“ヒト幹細胞×発酵バイオ”というラボ臭ただよう処方を、ボトル1本30 mLに凝縮した攻めのエイジングケア美容液。製造は株式会社RAVIPA――サプリや育毛剤などニッチ成分を得意とするOEM系メーカーです。2018年発売ながら“羊膜エキス”や“紅麹×ナツメ発酵液”など、当時としてはマニアック過ぎた素材を早々に採用。まるで極秘研究所から流出した試作品のようなロマンを感じずにはいられません。今回はそんな“浪漫派セラム”を丸裸にしていきましょう。
総合ランク565/672位という結果は、伸びしろモンスターと言えそうです。総合点2.28/5は業界平均(当社データベース平均3.1)より約26 %低いのが現状。特に素材レベル2.2とコスパ2.33が足を引っ張り、「成分は尖っているが価格も尖っている」状態。一方、安全性3.3は平均(3.0)より10 %高く、防腐系が穏やかな設計が奏功しています。口コミ平均3.8/5はユーザー満足度としては健闘。売上は半年で167本――爆売れではないが、リピーターが一定数存在する“根強い沼”といったポジションです。
ノーベル賞関連技術で知られる53 aa短鎖ペプチド。in‑vivo試験でシワ深度‑28 %の報告がある一方、RCTではテクスチャ改善が50 %未満と“中の上”レベル:contentReference[oaicite:0]{index=0}。とはいえ角層のターンオーバーを促進し、後述する羊膜エキスとの相乗で再生系シナジーが狙えます。
再生医療でも脚光を浴びる羊膜を酵素分解。コラーゲン様ペプチドやFGF様因子を含み、創傷治癒モデルで上皮化速度+30 %との報告:contentReference[oaicite:1]{index=1}。ヒアルロン酸との水分保持ネットワークを形成し、ふっくら感をブースト。
ガラクトミセスの約1.5倍の抗酸化能を示すというデータがあり:contentReference[oaicite:2]{index=2}、遊離ポリフェノールと低分子ペプチドが活性酸素を消去。紅麹由来アザムラスチン類は光安定化補助としても機能し、色素沈着のリバウンドを防ぎます。
いわゆるADSC‑CM。成長因子カクテルで角層バリア修復に寄与。未精製CMはサイトカインばらつきが課題ですが、本品は低分子ろ過品を採用し刺激因子をカット(メーカー談)。EGFとレイヤリングすることで“自己修復ループ”を期待。
メラニン転移阻害率 12 %前後と報告されるものの、経皮吸収量は微量で単独ではインパクト弱め:contentReference[oaicite:3]{index=3}。抗酸化成分の底上げ役と捉えるのが現実的。
メリット:再生医療発想のEGF+羊膜+ADSC‑CMが同時配合という玩具箱状態。ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンが水分保持8 h持続をサポートし、発酵液が抗酸化で後方支援。臨床ベースではEGF含有製剤で小ジワ改善率35 %以内と“確かながら控えめ”な効果が確認されており:contentReference[oaicite:4]{index=4}、本品も同等レベルは見込めそうです。
デメリット:30 mLで6,300 円はmL単価210 円。同系統のObagi ダーマパワーXセラム(mL単価160 円)より約31 %高価。また成分数17と少なく処方がシンプルゆえ、保湿や肌荒れ防止のバックアップがやや薄い点は留意。さらに幹細胞系エキスはロット差による活性変動が避けられず、効果の再現性が課題です。
ここで豆知識:EGFはpH7前後で最も安定。本品はクエン酸/クエン酸NaでpH調節されており、安定性をギリギリ保つ設計ですが、開封後は冷暗所保管がベター。
尖ったバイオ素材を“これでもか”と一瓶に放り込んだ、まさに“実験室直送セラム”。総合スコアは低空飛行ながら、再生アプローチ×発酵抗酸化という二軸構成は独自性抜群。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。