解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
マックスブランド名
うるおう無添加容量
500ml参考価格
484円1mlあたり
1円JANコード
4902895039447KaisekiID
8020うるおう無添加、という商品名ですが、無添加だから潤うわけでも、石けんが潤うわけでもありません。
添加されてる椿オイルは潤う要素といえますが、石けんは逆です。
石けんはうるおいません。乾燥します。その理由は、石鹸がアルカリ性だから。
アルカリ性だと、皮膚の保湿成分をどの洗浄剤よりも効率的に溶かしてしまいます。いまほとんどのシャンプーや食器洗剤が弱酸性である理由は、肌が極端に傷んで乾燥してしまうのを防ぐためです。
つまり、石けんである時点で、潤わないことが確定なのです。
石けんが無添加なのは、アルカリであることで殺菌効果がそもそも高く、防腐剤を入れる必要がないから。防腐剤がなくて安全なのではなくて、石けんそのものがヤバいんです。
ちなみに、キレート剤(金属封鎖剤)を添加していないと、水道水のミネラル分と反応して石鹸カスを生じます。これも、髪や肌がバサバサになる理由の1つであり、環境に負荷を与える素です。それならば、キレート剤を添加していたほうが快適に使えるのです。無添加だから良いというのは浅はかで、考えなしです。
商品名に無添加、と謳っておきながら、感触改良のためにヒドロキシプロピルメチルセルロース、パール感を出す乳化剤ジステリアン酸グリコール、ツバキオイルを添加しているあたりに、メーカーの他意を感じます。
これで無添加と言えるのか。
石けんそのもので勝負するのではなく、思いっきり添加成分のちからを借りてるではないか、というそしりは免れないと思いますが、法律違反でないからいいだろう、ということでしょうか。
無添加だから安心して使える、という商品説明が終始一貫しています。ただ、ほんとうに無添加=安心なのかは疑わしいですよね。
そもそも石けんに安心を求めている時点で、なにか勘違いしているのではないかと考えてしまいます。
無添加が安全というのもイメージ先行で、鉱物油や防腐剤や着色料を悪者にして、石けんは無害で安心できる素材だと言いたいだけのように見えます。
鉱物油や防腐剤でなにか健康被害を起こしたことがあるのかと聞きたいものですね。
まず、石けんがそもそもどういう物質なのか、そこから見つめ直してほしいです。なぜアルカリ性の洗浄剤を安全だと思えるのか。なぜ石けん以外はほとんど弱酸性なのか、そこに疑いを持つことから、真実が垣間見えてくるのではと思うのです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。