解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
薬師堂ブランド名
ソンバーユ容量
450ml参考価格
2750円1mlあたり
6.1円JANコード
4993982002062KaisekiID
8003商品名の「ソフト」というのが何をもってソフトと言っているのか不明ですが、内容的にはシンプルな石鹸です。
いわゆる純石鹸に近いような、混じり気があまりない構成。石鹸のほかには香料やコカミドDEA程度。ほぼほぼ石鹸です。
さて、それではどこらへんがソフトなのか、と言う疑問ですが、どうやらエデト酸塩パラベンなどが無添加である、ということのようですね。
防腐剤が必要ないのは、石鹸自体が殺菌効果を持っているから、と言うツッコミを入れたくなりますが、そうらしいのです。
さて、石鹸自体は洗浄剤の中でソフトな存在といえるのでしょうか。
言えませんね。
ご存知の方も多いかと思いますが、石鹸は数少ないアルカリ性の洗浄剤です。アルカリ性でなければ存在できない、と言い換えてもいいかもしれません。そのため、皮膚の保湿成分を溶かしてしまうという欠点があります。洗浄力が強いのではなく、他のどの洗浄剤よりも溶かしてしまうのです。これは困ったもので、肌がつっぱるような仕上がりになる原因となっています。
高温多湿な日本の環境では、それが重宝される向きもあるのですが、実際には肌の奥まで乾燥させられているということ。美肌には敵と言っていいくらいの負担を強いられているわけです。
そういう意味で、石鹸自体がソフトなのではありません。殺菌効果もあることから、肌の常在菌のバランスを乱しがちで、体臭の原因にもなるという懸念があります。
ソフトなのは、エデト酸やパラベンがない、ということ。そこを勘違いしないでくださいね。しかも、エデト酸やパラベンがハードというわけでもないのです。
手を洗うならまだしも、体を洗うのに純粋な石鹸に近いものを使う、それはおすすめはできません。
上述したとおり、あまりにデメリットが多いですし、それをかんたんに解決できる他の選択肢が、いともたやすく市販で手に入るということがあるからです。弱酸性で石鹸以外の選択肢を選べば、この製品よりも悪い結果になることはまずないでしょう。
それがラウレス硫酸ナトリウムベースのボディソープであったとしても。
ラウレス硫酸ナトリウムは、全く肌に浸透せず肌の表面にしか作用しません。そういう意味で、致命的な乾燥を負わせるというリスクがないからです。一時的にさっぱりしたにせよ、すぐに回復できるということですね。
石鹸はそうはいきません。肌の奥深くから保湿成分を溶かし出してしまうため、回復にも時間がかかり、アルカリを中和するのにも7-8時間かかります。その間に、肌の状態は悪くなってしまうのです。
それでも、石鹸がソフトだと信じて止まない人はいるでしょうから、そこを否定はしませんが、賢明な読者の方々には、ぜひ然るべき選択肢を選んで頂ければと望んでやみません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。