広告を含みます。
ニュアンスは悪くないシャンプーです。ラウレス-4酢酸Na(酸性石けん)+ココイルメチルタウリンNa(アミノ酸系界面活性剤)がメインで、
非常にさっぱりとした使用感と低刺激が特徴のベース。
さらに、両性界面活性剤のラウリルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na(いずれもアミノ酸系界面活性剤)と続いて、
いずれもさっぱり系であることから使用感は石けんのようにべたつきをほとんど残さない構成といえます。これは悪くないタッチです。
続いてセラミド2が肌のバリヤ成分で、加水分解ヒアルロン酸はあまり保湿性を発揮できませんが、
フィトステロール、卵殻膜、ケラチンと、保湿成分、ハリコシ成分が髪のコンディションをアップさせます。
続いてピロクトンオラミン。これは殺菌剤でとくに真菌対策に使われる成分でありますが、
すなわち殺菌が必要でない方にとってはこのシャンプーが刺激性を懸念しなくてはならない一品ということになります。
刺激性のみならず、頭皮の常在菌のバランスを乱すリスクを負わなければなりません。
健常な頭皮の方にはライトな洗い心地とは言えませんね。
以下は微量ですが、ラウロイルメチルアラニンNaは洗浄剤ですが、コンディショニング効果も有するため、
やや手触り改善も見込めます。
その他、非イオン界面活性剤、リンゴ酸といった配合です。
総合的には、
申し分ないベースでありながら殺菌という性質を持たせている点がやや使う人を選ぶかと見ます。
サトウキビエキスのピーリング作用は、問題にならない程度ではありますが、
皮膚に対してやや”攻め”の成分が意外と多いな、と見ました。
全体的にマイルドさに欠ける処方で、あまり魅力的とは言えない製品です。