Ingredient Analysis

コカミドプロピルヒドロキシスルタイン

アニオン界面活性剤 10件の商品に配合 ID: 5804
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+35

安全性
+25

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名コカミドプロピルヒドロキシスルタイン
INCI名Cocamidopropyl Hydroxysultaine
化学式C₁₉H₃₈N₂O₅S(主要ホモログ、C12脂肪酸由来)
由来植物性
推奨配合濃度2〜10%
適正pH域3〜8
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +25
成分の素材品質・配合価値
安全性 +35
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +25
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油由来のアミドスルホベタイン型両性界面活性剤。洗浄・起泡・増粘・帯電防止・コンディショニングと多機能を兼備する。アニオン系洗浄剤と組み合わせることで顕著な増粘効果を発揮し、泡質を向上させる。コカミドプロピルベタインより刺激が低く、pH適応範囲が広い高品質な両性界面活性剤。

コカミドプロピルヒドロキシスルタインの解析

コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(CAHS)は、ヤシ油脂肪酸とプロピルアミンを原料に合成されたアミドスルホベタイン型(スルタイン型)両性界面活性剤です。スルタイン型はベタイン型よりも活性が高く、洗浄力・泡立ち・生分解性・刺激抑制効果・透明性・無臭性すべての面においてベタイン型を上回るとされる、両性界面活性剤のなかでも質の高い部類に属します。

最大の特徴は増粘作用です。アニオン系界面活性剤や石鹸と共存すると、ミセル構造内に液晶相を形成して系全体の粘度を大きく高め、製品のテクスチャーを豊かにします。このとろみは成分の分離を防ぎ、温度変化にも安定するため、長期保存安定性に優れた処方が実現します。

洗浄・起泡・増粘・帯電防止・コンディショニングの多機能を一成分で担う点も処方設計上の大きなメリットです。スルフェートフリー処方においてもアミノ酸系洗浄剤と組み合わせることで市販品と同等の泡立ちを確保でき、処方の簡素化にも貢献します。

pH互換性が高く、アルカリ性の石鹸系から弱酸性のスキンケア系まで幅広い処方に対応可能です。皮膚・粘膜刺激性は低く、硬水でも起泡性が安定するため、敏感肌向け製品での採用も多い成分です。ただし、コカミドプロピルベタインと構造的に近いことから、ベタインにアレルギー反応を持つ一部のユーザーではかゆみや湿疹が生じる可能性も否定できず、頭皮の状態が弱っている際は注意が必要です。

ヤシ油またはパーム核油を原料とするため植物由来の持続可能性を訴求しやすい一方、製造工程での化学処理を要するため、環境負荷はゼロではありません。シャンプー・ボディソープ・洗顔料・コンディショナーなど幅広いカテゴリーで採用される汎用性の高い界面活性剤です。

相性の良い成分

ナトリウムラウリル硫酸塩 ラウレス硫酸塩 コカミドDEA

相性の悪い成分・混合注意

高級アルコール カチオン界面活性剤