総合点
2.02総合ランク
595個中 462位成分数
31植物エキスの数
2コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
1注意が必要な素材
0メーカー
コーセーブランド名
スティーブンノル容量
100ml参考価格
1320円1mlあたり
13.2円JANコード
4971710290417KaisekiID
7769全成分
スティーブンノルseriesはどれもこれも代わり映えしない感じで、このアウトバストリートメントにしても同様ですが、保湿性だけは高まっている様子。
ヒアロベールこと、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの配合が見られる、というただそれだけの違いと言っても過言ではないですが、ちょっとだけしっとり感が上昇しています(スティーブンノル比)。
とはいえ、このニューヨークで活躍し、自らヘアサロンも展開するトップヘアスタイリスト“スティーブン・ノル”と共同開発した商品には共通のリスクがあり、それが小さくないリスクを提供していることも知っておくべきでしょう。
その前に、このアウトバストリートメントのメリットと言えるのが(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク。
この成分は他でも共通して主役に据えられていて、もはやスティーブンノルの代名詞という形で採用されている成分です。
均一で強固、かつ入れ替えもスムーズで常にサロン品質の仕上がりを提供できる成分としては、この成分の役割が非常に大きいものとなっているようです。
ヒートプロテインタイプですので、熱によりシリコンの連結が形成され、均一で強力なコーティングを実現可能。
ここに先程のヒアロベールなどが乗っかり、しっとり感を残します。
これだけでしたら、それなりに謳い文句と違和感のないクオリティといえるでしょう。
ただし、4級カチオン界面活性剤が3種類配合されている、決して低濃度ではないという形で存在することで、これらのメリットをふっとばすくらいリスクがあるということになります。
カチオン界面活性剤は洗濯で言うところの柔軟剤成分で、サラサラの仕上がりにするのが得意な一方で、肌には非常に悪い。
きちんと水で濯ぎ落とすことでメリットだけを残すことができる、という前提があります。
つけたままにする、何ていうのは超リスキーなんですね。
そうした視点から見ると、感触の良さを手っ取り早く得るために、安全性をないがしろにしてしまった処方という背景が見えてきます。
確かに、このカチオン界面活性剤がある・ないでは雲泥の差の感触の違いがあるでしょうが、アウトバストリートメントに堂々と入れてしまうのはいただけません。
そのカチオン界面活性剤が付着した髪が触れる肌、頭皮は速やかに肌荒れを起こすでしょうし、日常的に使ったらかなりやばいことになりそうです。
このような安易な処方で良いなら、どのメーカーもカチオン界面活性剤ベースで作っているはずですよね。
現実は危険だし、理想的ではないから、一流のブランドともなるとこんな安い手段を使うところはほとんどありません。
そこらへんも考えながら商品選択をしてみると良いでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。