| 成分名 | ミリストイルサルコシンNa |
| 医薬部外品名 | ミリストイルサルコシンNa |
| 慣用名・別名 | ナトリウム ミリストイルサルコシネート |
| INCI名 | Sodium Myristoyl Sarcosinate |
| 化学式 | C18H34NNaO3 |
| 分子量 | 293.37 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 1〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| EWGスコア | 4/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | アニオン界面活性剤 |
ミリストイルサルコシンNa(ナトリウム ミリストイルサルコシネート)は、ミリスチン酸(炭素数14の脂肪酸)とN-メチルグリシン(サルコシン)をアミド結合させたナトリウム塩のアニオン界面活性剤です。グリシンの誘導体を骨格に持つことからアミノ酸系に分類されますが、グリシンは厳密なアミノ酸系洗浄剤(ラウロイルグルタミン酸Naなど)と比べると構造が単純であり、「半アミノ酸系」とも位置づけられます。
最大の特徴は、アミノ酸系らしいクリーミーな使用感・滑らかなタッチを持ちながら、洗浄力と殺菌力が同カテゴリの中では突出して高い点です。感触は穏やかに見えますが、実際の洗浄力はラウレス硫酸ナトリウムに近いレベルという評価もあり、石鹸に似た殺菌性も備えています。このため、歯磨き粉への処方が特に多く、口腔内殺菌・泡立ち向上に寄与しています。
シャンプーへの配合においては、脂漏性皮膚炎など皮脂過多の頭皮には一定のメリットをもたらす可能性がありますが、乾燥肌・敏感肌では頭皮への過度な脱脂・刺激につながるリスクがあります。アミノ酸系の洗浄剤の中では皮膚安全性の評価がやや低く、高濃度・単独主成分としての使用は注意が必要です。他のマイルド系アニオン界面活性剤(アシルグルタミン酸塩など)と組み合わせることで刺激を緩和しつつ洗浄力を補完するブレンド使いが現実的です。
コンディショニング補助成分としての一面もあり、わずかながら髪の指通りやなめらかさに寄与しますが、主目的はあくまでも洗浄・殺菌です。肌や頭皮への適合性を慎重に見極めて選択すべき、個性の強い洗浄成分です。
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