Ingredient Analysis

ミリストイルサルコシンNa

アニオン界面活性剤 ID: 42239
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+20

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ミリストイルサルコシンNa
医薬部外品名ミリストイルサルコシンNa
慣用名・別名ナトリウム ミリストイルサルコシネート
INCI名Sodium Myristoyl Sarcosinate
化学式C18H34NNaO3
分子量293.37 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.5〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +35
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +15
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ミリスチン酸とN-メチルグリシン(サルコシン)を結合させたアニオン界面活性剤。アミノ酸系に分類されるが「半アミノ酸系」とも呼ばれ、クリーミーな泡立ちとコンディショニング効果を持ちながら、洗浄力・殺菌力はアミノ酸系の中では比較的高め。歯磨き粉やシャンプーに使用される。

ミリストイルサルコシンNaの解析

ミリストイルサルコシンNa(ナトリウム ミリストイルサルコシネート)は、ミリスチン酸(炭素数14の脂肪酸)とN-メチルグリシン(サルコシン)をアミド結合させたナトリウム塩のアニオン界面活性剤です。グリシンの誘導体を骨格に持つことからアミノ酸系に分類されますが、グリシンは厳密なアミノ酸系洗浄剤(ラウロイルグルタミン酸Naなど)と比べると構造が単純であり、「半アミノ酸系」とも位置づけられます。

最大の特徴は、アミノ酸系らしいクリーミーな使用感・滑らかなタッチを持ちながら、洗浄力と殺菌力が同カテゴリの中では突出して高い点です。感触は穏やかに見えますが、実際の洗浄力はラウレス硫酸ナトリウムに近いレベルという評価もあり、石鹸に似た殺菌性も備えています。このため、歯磨き粉への処方が特に多く、口腔内殺菌・泡立ち向上に寄与しています。

シャンプーへの配合においては、脂漏性皮膚炎など皮脂過多の頭皮には一定のメリットをもたらす可能性がありますが、乾燥肌・敏感肌では頭皮への過度な脱脂・刺激につながるリスクがあります。アミノ酸系の洗浄剤の中では皮膚安全性の評価がやや低く、高濃度・単独主成分としての使用は注意が必要です。他のマイルド系アニオン界面活性剤(アシルグルタミン酸塩など)と組み合わせることで刺激を緩和しつつ洗浄力を補完するブレンド使いが現実的です。

コンディショニング補助成分としての一面もあり、わずかながら髪の指通りやなめらかさに寄与しますが、主目的はあくまでも洗浄・殺菌です。肌や頭皮への適合性を慎重に見極めて選択すべき、個性の強い洗浄成分です。

相性の良い成分

グリセリン 加水分解ケラチン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン樹脂 強酸 強アルカリ

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