Ingredient Analysis

パルミタミドプロピルトリモニウムクロリド

カチオン界面活性剤 10件の商品に配合 ID: 48576
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-15

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名パルミタミドプロピルトリモニウムクロリド
慣用名・別名パルミタミドプロピルトリモニウムクロリド
INCI名Palmitamidopropyltrimonium Chloride
化学式C₂₂H₄₇ClN₂O
分子量約461 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

パルミタミドプロピルトリモニウムクロリドは、パルミチン酸(C16脂肪酸)由来のアミド結合を持つカチオン界面活性剤。優れた帯電防止効果とコンディショニング効果を発揮し、透明処方にも対応可能。増粘効果も兼ね備え、少量配合で髪の指通りと仕上がり感を向上させる。頭皮への刺激がやや懸念されるため、主に毛髪への使用が推奨される。

パルミタミドプロピルトリモニウムクロリドの解析

パルミタミドプロピルトリモニウムクロリド(Palmitamidopropyltrimonium Chloride)は、天然パーム油由来のパルミチン酸(炭素数16の飽和脂肪酸)とプロピルトリモニウムクロリド基を組み合わせたカチオン界面活性剤である。CAS番号51277-96-4。商標名「VARISOFT PATC」として知られ、コンディショナー・トリートメント・ヘアミルクなどのヘアケア製品を中心に配合される。

最大の特徴は卓越した帯電防止(静電気抑制)効果であり、プラスに帯電したカチオン基が、ダメージにより負に帯電した毛髪表面に吸着し、摩擦や静電気を効果的に低減する。この吸着力により、指通りの大幅な改善となめらかな仕上がりをもたらす。また、一般的なアルキルトリモニウム塩と比較して、アミド結合の存在が毛髪への親和性を高め、透明処方(クリアコンディショナー等)にも対応できる低曇点特性を持つ点が工業的にも評価されている。さらに製剤の増粘補助効果を持ち、少量配合でもテクスチャーの調整に寄与する。

一方で、カチオン界面活性剤共通の懸念点として、頭皮・皮膚への刺激性が指摘されており、CosDNAの安全スコアは「3」(中程度の注意)とされている。また毛穴詰まりや頭皮環境への悪影響を考慮し、使用は「毛先中心に」が推奨される。育毛・スカルプケアとの相性は良いとは言えず、感受性の高い肌タイプには注意が必要だ。

配合量は通常0.5〜2%程度で、花王・マンダムなどのメジャーブランドのコンディショナー・トリートメント製品に採用実績があり、実用性の高い成分として業界に定着している。環境面では植物由来成分を起源とするものの、第四級アンモニウム塩としての生分解性はやや劣る点が課題とされる。

相性の良い成分

シリコーン ポリクオタニウム セテアルコール

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤(高濃度同時配合時)