| 成分名 | クルミ殻エキス |
| 慣用名・別名 | Walnut Shell Extract |
| INCI名 | Juglans Regia (Walnut) Shell Extract |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.1〜2% |
| 適正pH域 | 4.0〜7.0 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 1/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
クルミ殻エキスは、セイヨウグルミ(Juglans regia)の種子殻を溶媒抽出して得られる植物性エキスで、化粧品表示名称事典第3版(2023年)よりINCI「Walnut Shell Extract」に統一された。主な配合目的はヘアカラー製品における発色補助と色持ちの向上であり、殻に豊富に含まれるエラジタンニンやポリフェノール類が毛髪表面に吸着し、染料分子の定着を助けることで色持ち効果を発揮する。
成分的な特徴として、クルミ科特有のジュグロン(5-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン)を含む点が挙げられる。ジュグロンは天然の着色性物質であり、果皮・殻に存在し、タンパク質と反応して黄褐色の染色を引き起こす。これはヘナ染めと類似した作用機序で、髪や肌を自然に色づける効果がある一方、濃度や接触時間によっては皮膚刺激・感作性のリスクがあるため配合量の管理が重要。
抗酸化成分(エラグ酸・フラボノイド)も豊富で、フリーラジカル消去能による頭皮・肌の酸化ダメージ抑制が期待できる。洗顔料やスクラブ製品ではクルミ殻粒(粉砕物)として角質除去・マッサージ効果に用いられるが、殻エキスとしての保湿・スキンケア効果は穏やかで、主役というよりサポート的位置づけ。類似成分のザクロ皮エキスやオーク樹皮エキスと同様に、タンニン類を介した収れん・引き締め作用も期待される。
環境面では植物由来・生分解性が高く、食品加工副産物のアップサイクル素材としての側面も持つ。ただし、スクラブ用粒子(殻粒)としての用途はマイクロプラスチック代替として注目される反面、粒子サイズ・形状によっては肌への摩擦刺激に注意が必要。総合的に、ヘアカラー補助・抗酸化・収れんを兼ねる多機能な植物性エキスとして評価できる。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)