| 成分名 | 加水分解ユーグレナエキス |
| 慣用名・別名 | リジューナ |
| INCI名 | Hydrolyzed Euglena Extract |
| 由来 | 植物性 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜5% |
| 適正pH域 | 4.5〜6.5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 規制なし |
| カテゴリ | 植物由来成分 |
加水分解ユーグレナエキスは、微細藻類ユーグレナ(学名:Euglena gracilis)を加水分解処理して得られるエキスで、「リジューナ」の別名でも知られる。ユーグレナは光合成能を持ちながら自ら動く、植物と動物の両方の性質を兼ね備えた非常に特殊な生物。約5億年前から地球上に存在し続けるその生命力の源となる59種類の栄養素が、加水分解により皮膚に吸収されやすい形へと変換されている点が最大の特徴だ。
作用機序の観点では、線維芽細胞の増殖促進とコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の合成促進が注目される。in vitro試験において、添加濃度依存的に真皮線維芽細胞および表皮角化細胞の増殖が促進されることが確認されており、真皮レベルからハリ・弾力を支える機能が期待できる。さらに老化細胞に関連するGLS-1遺伝子の発現を抑制する可能性も示されており、セノリシス(老化細胞の選択的除去)への貢献という観点は他の植物エキスにはほとんど見られない先進的な特徴と言える。
美白効果についても、メラニン生成抑制作用がin vitro試験で確認されており、ターンオーバー促進との相乗効果で、くすみ改善にも期待が持てる。また、バリア機能の強化・免疫細胞の活性化という側面も持ち、ニキビ・肌荒れ予防や敏感肌ケアにも適性がある。
類似成分と比較すると、一般的な植物エキスが特定の有効成分(例:ビタミンCやレスベラトロール)による単一経路の作用に留まることが多いのに対し、加水分解ユーグレナエキスは多栄養素の複合作用により保湿・エイジングケア・美白・バリア強化を同時に担う多機能エキスとして位置づけられる。食品・燃料・医療分野でも研究が進む将来性の高い素材であり、環境負荷の低さ・高い生産効率という点でもサステナブル原料として注目度が高い。配合量や加水分解度により効果の出方が変わるため、製品設計における処方コントロールが重要となる。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)