Ingredient Analysis

ジステアロイルエチルジモニウムクロリド

カチオン界面活性剤 7件の商品に配合 ID: 87141
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名ジステアロイルエチルジモニウムクロリド
INCI名Distearoylethyl Dimonium Chloride
化学式C₄₀H₈₀ClNO₂
分子量615.97 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.0〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +45
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +40
環境負荷・生分解性の評価

概要

炭素数18のアルキル基を2つ持つジアルキル型四級アンモニウム塩系カチオン界面活性剤。植物・牛脂由来ステアリン酸を原料とし、生分解性が高く環境負荷が低い。合成二分子膜を形成して毛髪・皮膚に吸着し、柔軟性・帯電防止・滑らかさを付与するコンディショニング剤。

ジステアロイルエチルジモニウムクロリドの解析

ジステアロイルエチルジモニウムクロリドは、炭素数18のステアリン酸由来アルキル基を2本持つジアルキル型四級アンモニウム塩(第4級カチオン界面活性剤)です。INCI名はDistearoylethyl Dimonium Chlorideで、帯電防止剤・ヘアコンディショニング剤・乳化剤として化粧品に配合されます。

構造的な特徴として、2本の長鎖アルキル基がリン脂質に類似した合成二分子膜(ベシクル)を形成しやすく、これが皮膚・毛髪との親和性を高め、一般的なモノアルキル型(例:セトリモニウムクロリド)と比べて細胞膜障害性が低いと考えられています。そのため、同じ第4級アンモニウム塩系でも比較的刺激が抑えられており、ヘアコンディショナーだけでなくスキンケア製品にも配合されます。

機能面では、マイナスに帯電した毛髪表面にプラスイオンとして吸着し、柔軟性・帯電防止・指通りの改善を発揮します。ソフトでリッチな感触を付与し、仕上がりの使用感に大きく貢献します。植物由来成分を原料とし、生分解性が高いことから環境配慮型コンディショナーとしても評価されており、オーガニック系ブランド製品への採用が目立ちます。

一方、安全性については他のカチオン界面活性剤と同様に細胞間脂質を溶解するリスクがあり、頭皮に繰り返し残留すると水分蒸発が促進されて乾燥しやすくなる可能性があります。敏感肌・乾燥頭皮の方はすすぎを十分に行うことが推奨されます。水に不溶のためイソプロパノールと組み合わせて配合されることが多く、製品全体の処方設計にも注意が必要です。

相性の良い成分

シリコーン セラミド パンテノール グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤 アニオン系成分