解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
100ml参考価格
1508円1mlあたり
15.1円JANコード
4902111740720KaisekiID
7357全成分
ぱっと見では単なるコンディショナーのような処方で,洗い流さないトリートメントとして使うには安全性の面で問題がありそうです。
3級カチオン界面活性剤と4級カチオン界面活性剤が含まれる一般的なヘアトリートメントのような構成になっているので、タンパク変性作用、及び肌荒れの危険性が高く、肌の残存性も高いため洗い流さない製品には含まれるべきではないリスクがあるといえるでしょう。
その代わり、つけるや否や柔軟剤のように髪に心地よい手触りを与えることができるのですが。
基本的にストレートメモリーと謳っている部分は、フィルム形成作用のあるポリマーを用いたコーティングと、ケラチンなどの補修効果による部分、そしてカチオン界面活性剤の作用などを組み合わせたものです。
根本的にうねりを伸ばすということではなく、それらしく見せるというのが正しいでしょう。
それが悪いわけではありませんが、要は髪の芯からストレート効果をもたらす本格的なタイプではないということです。
と同時に、それほどストレート効果があるのかどうかというのは少し怪しいところ。
カチオン界面活性剤の影響で非常にさらっと髪がスムースになる部分がストレート感を感じさせそうですが、前述したようにリスクを伴う効果であるということを肝に銘じる必要があります。
シリコンやミネラルオイル,ヒアロベール,そしてストレートメモリー用として配合されているフィルム成分などで髪にコーティング効果をもたらす要素はたくさんありますが,残念ながら素晴らしく質が良いとは言い切れません。
特に、ダメージ部分に選択的に吸着するのは良いのですが、それがビルドアップしやすい、つまり蓄積しやすい特徴のある成分がベースに含まれており、使うたびに髪に積み重なって行ってどんどんツヤが悪くなり手触りが硬くなっていくような感覚を覚えるでしょう。
これはすなわち、コーティングの質の低さを表していることと言えます。
コーティングの質があまり良くなく、かつ肌にとって非常にリスクを持っている内容となればお勧めしにくいということは言えるかと思います。
説明文に少し書いてあるように、前日にトリートメントとして使って、というような方法であるならばリスクの面は減らせるのですが、ストレート効果も同時に大したことのないものとなるでしょう。
いずれにせよ、イマイチ、ということで、あえて使う必要はないのではないかと思います。
また、ストレート効果を欲しいのであれば、より安全でうねり改善効果を強みとしている成分の組み合わせなどがもっと良いものがありますので、よくよく調べてみることをお勧めします。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。