解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
Lux(ラックス)容量
490ml参考価格
599円1mlあたり
1.2円JANコード
4902111755694KaisekiID
7351全成分
ボディソープに関しては、頭髪を洗うシャンプーに比べ脱脂力をそれほど必要としていません。
Tゾーンや頭皮ほど皮脂が分泌されないため、相対的に洗浄力も低くて十分、となるからです。
また、髪同士の摩擦を防ぐためのコンディショニング成分も必要としないため、石鹸のような突っ張るほどの仕上がりであっても好まれるという事情があります。
さて、そういった事情を踏まえてラックスのボディソープはどのような内容となっているでしょう。
端的に言うと石鹸とラウレス硫酸ナトリウムによるベースとなっています。
石鹸の泡立ちの悪さなどをラウレス硫酸ナトリウムが補っているという見方もできるでしょう。
洗浄力と泡立ちの持続性をラウレス硫酸ナトリウムとラウリルヒドロキシスルタインが担っています。
しかし、前述したとおり、洗浄力をそれほど必要としていない場面であるにも関わらず無駄に脱脂力が高いですね。
ただの石鹸でもアルカリ性のために保湿因子を非常に多く効率的に溶かし出してしまうというデメリットはありますが、さらにラウレス硫酸ナトリウムの添加によって持続性を持って脱脂をしてしまうのがこのボディソープです。
基本的に洗浄という枠を超えて、肌バリアすらも洗い流してしまおう、というのがこのボディソープの特徴です。
つまり、本来そこまで必要ではないのに、無駄に洗浄してしまっている(溶かし出してしまっている)わけです。
もっと言えば、ピロクトンオラミンという成分により殺菌効果も非常に高いため、肌の常在菌にとってはまさに三重苦となるようなボディソープと言えます。
強く洗浄され、根こそぎ溶かし出され、殺菌までされて肌を一掃するというような特徴です。
皮脂があるからこそ肌バリアが生成され、弱酸性の環境が保たれ、善玉の常在菌が肌のコンディションを保ってくれている、保湿を実現しているというような元々の肌の生理現象を前提に考えなくてはなりません。
まるで肌の上にあるものは全てゴミである、というような考え方をしていると、このようなボディソープを良いと思ってしまう可能性があります。
しかし、本来必要だからそこにあるということを忘れてはいけませんし、良い部分を残して、余分な部分だけを洗う、という洗浄の基本的な原則を忘れないようにしましょう。
そういった意味でこのボディソープは無駄が多すぎてデメリットが多く、全くおすすめに値しない製品と言えます。
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