解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
100ml参考価格
2800円1mlあたり
28円JANコード
4902111738130ASIN
B012EVL4AC発売日
20150724KaisekiID
7980全成分
ラックスのヘアオイルです。ブリリアントでリッチなオイルとのことですが、果たしてどのようなクオリティとなっているでしょう。
基本的にシンプルなシリコンオイルというのがベースとなっているようです。ジメチコンや揮発性シリコーンベースで、そこにミネラルオイルや植物オイルがミックスされているという形。
この構成自体は珍しくもなく、よくある低コストなヘアオイルという印象です。このヘアオイルは低コストと言えない価格設定ですが。
さて、このオイルが果たして1500円を超える価値があるかどうか、という疑問が発生しますよね。その答えは、きわめて微妙。
前述したように、基本シンプルなシリコンオイルに、鉱物由来のミネラルオイルが光沢というか、テカリというか、そういうテクスチャを加えます。くわえて、アモジメチコンの配合もあるため、多少ビルドアップの懸念がありますね。ビルドアップとは、使うたびに洗っても落ちきらず、じょじょに蓄積していってしまうことを言います。
ツヤ感を出しやすいミネラルオイルやフェニルトリメチコンを配合してはいますが、あまり良い印象が長続きしてくれない可能性がありますね。そもそも、コーティングの質自体あまり優れているとはいえません。ダメージ部へ選択的に吸着する能力は皆無に等しいですので、本当に所構わず油が乗る、といった格好になるでしょう。
端的にいって、これらの性質を低性能である、と言いたいわけです。
もう1つ言っておきたいのは、洗い流さないヘアオイルに、リスクのある紫外線吸収剤が含まれているということ。メトキシケイヒ酸エチルヘキシルがそれですが、これは紫外線を吸収しすぎると酸化エネルギーを放出して皮膚刺激やシミの原因となる恐れがあります。端的に言えば、こちらも低性能であるということです。
ヘアオイルとして単純に性能が高くないということ。それに対して割高であるということ。ベースは比較的安全性が高いですが、紫外線吸収剤の部分は少し不親切な印象があるということ。それらを鑑みると、決してオススメしたくなるような品質ではない、ということが言えるかと思います。
同じ値段であれば、かなり優秀なアウトバストリートメントを買うことも可能であると思われます。この製品を選択肢に入れるというのはあまり賢明ではないのかな、と思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。