解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
190ml参考価格
711円1mlあたり
3.7円JANコード
4902111736815KaisekiID
7350全成分
スタイリングウォーターと称する商品には、本当にまともなものが少ないのですが、ご多分に漏れずラックス美容液スタイリングリセットウォーターもまともとは言い難い内容です。
なんといっても、4級カチオン界面活性剤ステアルトリモニウムクロリド配合、という時点でお察しですね。
ステアルトリモニウムクロリドは一般的なコンディショナーやトリートメントのベース剤として知られ、お洗濯で言うと柔軟剤にあたる成分となります。
洗濯物や髪に対してはコンディショニング効果を与え文字通り柔軟性を得ることができますが、肌に塗布すると最悪レベルの洗浄剤よりも高い残留性やタンパク変性作用をもたらします。要するに肌荒れのリスクが極めて高いということですね。
そのような副作用を持つため、洗い流さない製品には通常含まれないか、刺激の弱い3級カチオン界面活性剤を用いるのが良心的な対応となっています。
そんな49界面活性剤をベースに含む時点でおすすめ度0ですが、実は危険性はこれだけではありません。
紫外線吸収剤として知られるメトキシケイヒ酸エチルヘキシルも、過剰に紫外線を吸収すると紫外線エネルギーを一気に放出し肌にダメージを与えたりシミの原因となります。
また、配合量の多いエタノールや、エタノールの2倍の毒性があると言われるイソプロパノールの配合もあり、刺激性に関してはかなりリスクが高い処方となっていると言えます。逆に言えば、安全性は度外視して使用感だけを追求した安物の極みと言えるでしょう。
こんなものならただの水をかけて寝癖直しをした方が一億倍マシです。洗濯物に柔軟剤をかけてそのまま着るようなもので、リスクに関して全く配慮されていない点は極めて評価を落とす要因と言っても過言ではないでしょう。
質の悪いシャンプーよりもよりリスクが高いと思われる製品ですので、全くお勧めしません。
読者の方々には是非是非使わないことを肝に銘じて欲しい一品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。