解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
140ml参考価格
1320円1mlあたり
9.4円JANコード
4902111749600KaisekiID
7362全成分
ボタニフィークと言うとおり,植物由来成分の配合量が目立つ内容のヘアミストとなっています。
ハス花油、シアバターなどから始まって、主要な部分を保存の植物由来成分が占めている印象ですね。そこにシリコーン類をはじめ乳化剤、防腐剤などが添加されています。
一方で、安全面を脅かすような成分(よくあるのがカチオン界面活性剤)の配合がなく、安心感という面ではほぼほぼ心配ないのかな、という感じがします。その点は良いと思いますね。
ただし,カチオン界面活性剤のような便利な成分が存在しないぶん,他で補わなければただの水になってしまいます。
このヘアミストはメリットを十分に提供できているでしょうか。
基本的に植物油というのは髪の滑りを良くするためにできているわけではありませんので、ヘアミストとして使った場合にそれほどメリットを感じられる素材とは言えないでしょう。
もちろん油分補給効果にはなりますが、単純にシリコンのような滑りを提供するわけでもなく、カチオン界面活性剤のような即効性もありません。
当然、PEG-10ジメチコンをはじめ、感触改良剤の添加が行われることになるのですが、潤滑性という面では十分な効力を発揮しているとは言い難いでしょう。
ツヤの表現もさほどよくなく、延びが良いというほどでもなく、使用感の面でも苦戦は必至です。
ラックスのヘアミストの他のバージョンでは、堂々とカチオン界面活性剤を配合している商品が多いのですが、それらのヘアミストで得られるような瞬間的なコンディショニング効果というのはこのヘアミストでは得られません。
安全性が高まった分、メリットも消えてしまっていると言っていいでしょう。
オキシベンゾン4やポリソルベート20のような古めかしい素材の配合も相まって、全体のクオリティも少し残念に思える内容となっています。
安全性を重視し、適度に油分補給効果を得られれば良い、という程度であれば満足できる可能性がありますが、ラックスの他のヘアミストのようなあたかも柔軟剤のように効いてくる仕上がりを求めている場合はNGです。
あくまでも安全性を重視したい方向けです。
ただ、安全性を重視しながら、高いコンディショニング効果を得られる製品も他にたくさんあるので、あえてこの製品を選ぶ理由が実はないような気もしてきます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。