総合点
1.56総合ランク
594個中 515位成分数
27植物エキスの数
0コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
2メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
180ml参考価格
864円1mlあたり
4.8円JANコード
4902111756202KaisekiID
7354安価なヘアミストにありがちなのですが、手っ取り早く髪に柔軟性を与えるためにリスキーな4級カチオン界面活性剤を配合しているタイプの製品です。
肌の残存性が非常に高く、タンパク変性作用はラウリル硫酸ナトリウムを凌ぐレベルですから、洗い流さない製品への配合は極めてリスキーな行為といえます。
お洗濯で言えば柔軟剤の成分にあたるので、つけるや否やさらさらの感触を得ることができます。それと引き換えに、肌はボロボロになるのですが。
リスクという意味では、尿素やメトキシケイヒ酸エチルヘキシルも微妙です。
尿素は繰り返し使うことにより肌に刺激となる可能性があり、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルという紫外線吸収剤は紫外線エネルギーを蓄積して放出し肌に刺激になったりシミを作ったりする原因に。
その他にも、BHTやTEA(トリエタノールアミン)のような発がん性や催奇性を疑われる成分の配合も割と微妙に思えるポイントです。
このような成分は明らかに製品のクオリティに影を落とす存在となりえますが、使用感だけで判断する方にとってはそのしっとり感でごまかされてしまうでしょう。
ベースのシリコン的な潤滑性を持つホホバオイルと、ヒアルロン酸の280倍の吸着力を持ついやヒアロベール(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)による極めて高い潤滑性が表立って感じられるでしょう。
ここに4級カチオン界面活性剤の即効性のある柔軟効果が加わるわけですから、使用感としてはかなり違いを感じさせるものがあるでしょう。
単純に使用感だけで判断すれば、かなり良い製品と思われるのではないでしょうか。
その潤滑性が、リスクという犠牲を払って得ているものだとは気づかずに。
保湿性の高さ,エモリエント効果に関してはとても充実していて,その点に関しては悪くありません。
ただし、安全性を比較的度外視している作り方になっているので、肌の弱い方や、肌を弱らせたくない方には全く不向きな製品であると覚えておきましょう。
安全性、安心感といったヨウ素が抜け落ちた作り方であるということを、感触やコスパだけに囚われずに考えてみる良い機会ではないでしょうか。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。