解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
LUX(ラックス)容量
50ml参考価格
1760円1mlあたり
35.2円JANコード
4902111747040KaisekiID
7346全成分
これをボタニカルと表現してしまうのは凄い。
のっけからシリコーン全開のベースで構成され、PEG/PPG-19/19ジメチコンやらいわゆる合成成分が遠慮なく隅々まで配合されているわけですから、かなり怪しいボタニカルオイルであるといってもいいでしょう。
基本的にボタニカルであるということに、さほどの意味があると思っていないのですが、その理由はほとんどの成分が何らかの形で天然由来の部分を持っていて、物は言いようでボタニカル度を何とでも言えてしまう部分が多いからです。
例えばシリコンだって構成しているシリカも酸素も天然ですし、石油だって天然資源と言われていますし捉え方次第で何でもボタニカルになってしまうという意味でボタニカルという売り文句ほど意味のないものはないと思っています。
これを前提として言いますが、このラックスプレミアムボタニフィークトリートメントダメージリペアインテンシブオイル(長っ!)は無理やりこじつければボタニカルです。ただ、一般的に皆さんが想像しているようなボタニカル処方では全くありません。
よくある非ボタニカルなヘアケア商品と大して変わらない構成です。
性能の良し悪し以前にそのような内容であるということを頭に入れておきましょう。
単純にヘアオイルとしてみた場合,低刺激であるということは良いと思います。あからさまにリスクになるような成分を含まず、安心感はありますね。
次に、ダメージリペアという部分に関してはあまり優れていません。
ダメージ部分を選択的にカバーするような素材が乏しく、それこそ天然由来の油分が髪全体に乗っかるだけ、という印象です。
ダメージリペアオイルというような売り方をしていてダメージをうまくリペアできないというのは少し問題なように感じます。
油分やセリシンのような成分によって一時的に潤滑性を得ることはできますが、ダメージ部分を補修できないため持続性に欠け、ミネラルオイルなどを添加されているツヤ感に関してもクオリティの高いものとは言い難い。少しギラっとした光沢が微妙。
単純に油分補給だけを求めてヘアオイルを探されているのであれば、ある程度満足はできそうですが、ダメージリペアという言葉にひかれているのであれば少し考え直した方がいいかもしれません。
また、アモジメチコンなどを含む皮膜形成の部分に関しても微妙にビルドアップの懸念があり、使い続けるほどに質感が悪化していく可能性があります。
このあたりも長期的に見た場合、クオリティの低さを感じる要因になり得る部分ですね。
植物由来の油分がいくつか含まれますが、植物オイルだからといって髪を特別にケアできるというわけではなく、この製品の場合は主に香りの調整に使われている部分が強くて、ますますダメージリペアと言う名前よりも違う方向に力が入っているのではないかと思わされるのです。
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