| 成分名 | ラウリルカルバミン酸イヌリン |
| INCI名 | Inulin Lauryl Carbamate |
| 化学式 | イヌリン-ラウリルカルバメート(フルクタン骨格にラウリルカルバメート基を導入した両親媒性多糖誘導体) |
| 由来 | 植物性,半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3〜7 |
| EWGスコア | 2/10 |
| コメドジェニック度 | 0/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | ノニオン界面活性剤 |
ラウリルカルバミン酸イヌリンは、キク科の多年草チコリ(Cichorium intybus)等から抽出した天然多糖類イヌリンとイソシアン酸ラウリルを反応させて得られる両親媒性化合物です。白色〜淡黄色の粉末で、水溶性の親水性骨格(イヌリン部分)と疎水性のラウリル鎖が組み合わさることで、優れた乳化・可溶化能を発揮します。
その最大の特徴は少量で高い乳化安定性を示す点にあり、通常のノニオン界面活性剤と比較しても使用量を低減できるため、処方全体のマイルド化に貢献します。石油系合成乳化剤の代替として注目されており、サステナビリティ志向の処方設計においても優位性があります。
安全性面では、天然多糖骨格に由来する低皮膚刺激性が報告されており、敏感肌用製品にも採用されています。また、生体内酵素による分解性と環境中での生分解性が高く、環境負荷が低いグリーン素材として評価されています。EWGスコアは概ね低リスクとされています。
ヘアケア用途では、毛髪表面への吸着によりキューティクルを整え、指通りのなめらかさとツヤを付与します。スキンケアでは、グリセリン等の多価アルコールのベタつきを緩和し、さらさら感を処方に与える感触改良作用も持ちます。保湿面ではイヌリン骨格の親水性により適度な水分保持に貢献しますが、単体での強い保湿効力は限定的です。
シナジー面では、天然エモリエントオイルや植物エキスとの相性が良く、ヒアルロン酸・セラミドなどの保湿成分と組み合わせることで乳化安定性と保湿効果を高められます。合成高分子乳化剤との競合や、強酸性・強アルカリ性条件下での安定性低下には注意が必要です。
5件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)