Ingredient Analysis

ヒドロキシプロピルグルコナミド

成分 8件の商品に配合 ID: 88922
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+25

安全性
+50

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ヒドロキシプロピルグルコナミド
慣用名・別名FiberHance BM(成分系商品名)
INCI名Hydroxypropylgluconamide
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域3.5〜7.0
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +55
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +15
環境負荷・生分解性の評価

概要

グルコノラクトンと3-アミノプロパノールの反応により得られる半合成成分。グルコン酸ヒドロキシプロピルアンモニウムとの2剤併用(FiberHance BMシステム)が最大の特徴で、毛髪内部に深く浸透しケラチン繊維間に水素結合を形成・強化することでダメージ毛の組織を補修。単体ではヘアコンディショニング・保水効果を発揮し、まとまり感・しなやかさを付与。2018年収載の比較的新しい成分。

ヒドロキシプロピルグルコナミドの解析

ヒドロキシプロピルグルコナミドは、グルコノラクトン(糖由来の環状エステル)と3-アミノプロパノールを反応させることで得られる半合成型ヘアコンディショニング成分。Dow社が開発した「FiberHance BM Solution」の主要成分として、2021年前後から日本のヘアケア市場でも注目を集め始めた比較的先進的な素材である。

この成分の本領は、グルコン酸ヒドロキシプロピルアンモニウムとの2剤併用にある。2成分が毛髪内部で組み合わさることで、損傷したケラチン繊維間に水素結合ネットワークを形成・再架橋し、断裂した毛髪内部構造を物理的に補強する。従来のシリコーンやカチオン界面活性剤が髪の「外側」をコーティングするアプローチと異なり、ケラチン繊維の内側から組織を結びつけるという、ブリッジ補修的な作用機序が最大の差別化点だ。

たとえるなら、バラバラになったロープの繊維を結束バンドで束ね直すようなイメージ。シリコーンが「ロープ全体をラップで包む」ものとすれば、本成分は「繊維を内側から縫い直す」アプローチに近い。これにより、単なる仕上がり感の改善にとどまらず、引っ張り強度・弾性の回復、コームスルー性の向上、スタイルの持続性向上が期待できる。

安全性については、糖類を原料とする構造ゆえ生体親和性は高く、皮膚刺激性も低いと評価される一方、配合実績がまだ限られており、長期安全性データの蓄積は途上段階。EWGスコアの公式データも現時点では不明であり、過信は禁物だ。日本では2018年に化粧品成分表示名称リストへ収載されたばかりの新世代成分で、配合製品数もまだ少ない。アイロントリートメントや縮毛矯正との相性が良いとする美容師の口コミも多く、熱処理後のケア成分としての将来性が高く評価されている。

相性の良い成分

グルコン酸ヒドロキシプロピルアンモニウム ケラチン 加水分解タンパク質