Ingredient Analysis

クオタニウム-33(羊毛)

カチオン界面活性剤 16件の商品に配合 ID: 89336
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+20

安全性
+25

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名クオタニウム-33(羊毛)
医薬部外品名エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2)、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム液(1)
慣用名・別名エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム-2、ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエトサルフェート
INCI名Quaternium-33
化学式ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエチル硫酸塩(平均分子量520〜533)
由来動物性
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア3/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +25
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

羊毛由来のラノリン脂肪酸を第四級アンモニウム塩化したカチオン界面活性剤。動物由来の多分岐脂肪酸構造により毛髪表面への親和性が高く、静電気防止・疎水性保護膜形成・持続的コンディショニング効果を発揮する。18-MEAを豊富に含み、パーマ・染毛ダメージの抑制・補修にも有効とされる。

クオタニウム-33(羊毛)の解析

クオタニウム-33(羊毛)は、羊の皮脂分泌物から得られるラノリン脂肪酸を第四級アンモニウム塩(ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエトサルフェート)に変換した、動物由来の特殊なカチオン界面活性剤である。医薬部外品表示名は「エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(2)」などと表記され、シャンプー・コンディショナー・トリートメント・アウトバス製品に幅広く配合される。

最大の特徴は、一般的な合成カチオン活性剤とは一線を画す動物由来の多分岐脂肪酸構造にある。この複雑な分岐構造が毛髪のダメージ部位に選択的かつ効率的に吸着し、疎水性の保護フィルムを形成することで持続的なコンディショニング効果をもたらす。これはまさに、羊の毛が過酷な屋外環境でも艶と柔軟性を保てる自然のメカニズムを応用したものといえる。

機能面では、まず帯電防止効果が挙げられる。毛髪表面の負電荷部位にプラスの電荷を持つ本成分が吸着し、静電気の発生を抑制することでキューティクルを整え、くし通りの改善・もつれ防止に寄与する。次に、18-MEA(メチルエイコサン酸)をリッチに含む点が本成分の独自性を高めており、パーマや染毛処理によって失われやすいキューティクル表面の疎水性を回復させ、損傷毛のパサつきを改善する効果が期待される。さらにラノリン由来の油性成分としての保湿・軟化作用も備え、毛髪と頭皮の両方に潤いを補給する面もある。

安全性については、カチオン界面活性剤全般として頭皮・皮膚への刺激性が懸念される点は否めないが、ラノリン由来という動物性素材の性質から、同カテゴリ内では比較的皮膚親和性が高いとされる。ただし、ラノリンアレルギーを持つ人には感作リスクが生じる可能性があるため注意が必要である。また羊由来動物性原料のため、ヴィーガン・クルエルティフリー志向の消費者・製品には適合しない。環境負荷の観点でも動物原料の持続可能性への配慮が求められる。製品にはBGやDPGで希釈された形態で配合されることが多い。

相性の良い成分

ケラチン 18-MEA パンテノール シスチン誘導体

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤 高pH処理剤

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