「乾燥肌の救世主」といわれるヘパリン類似物質が主役の乳液です。顔だけでなく、全身にも使える医薬部外品で、医薬品と違い診察不要、薬臭さを低減といった特徴があるようです。それらを踏まえ、内容を早速見ていきましょう。
ヘパリン類似物質とは、皮膚のバリア機能を司るヘパリン分子に構造的・機能的に類似した化合物のことです。保湿性を高め、肌バリアを強化する作用があり、長時間にわたってうるおいを提供します。乾燥肌の救世主と言われるように、単なる保湿成分とは一線を画す働きが期待できる成分であります。
リピジュア=ポリクオタニウム-51は、肌に保護膜を作り、水分を閉じ込める働きがあります。また、乾燥した部分を柔らかくし、水分を保持することで、柔らかく健康的な肌へと導きます。
天然ビタミンEは抗酸化作用があり、紫外線によるダメージや刺激などの環境ストレスから肌を守る働きがあります。
上述したとおり、有効成分については期待値が高い製品といえます。コストはなかなかですが、ヘパリン類似物質の有効性が保証された医薬部外品であることを踏まえると、妥当と言っていいでしょう。乳液のベースとなる乳化剤はオーソドックスで、ここに性能の高さを感じないことはやや残念ですが、ヘパリン類似物質とリピジュアの保湿性能をメインに考えるのであればそれほど気にならないでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。