解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
hoyu ホーユーブランド名
NiNE(ナイン)容量
100ml参考価格
2981円1mlあたり
29.8円JANコード
4987205565014KaisekiID
7418個人的には、それほど魅力を感じないヘアオイルです。
特徴はとてもわかりやすいです。天然由来の一言です。
植物オイルだけで、。ほぼ構成されたヘアオイルということですね。
米ぬか油、ごま油、ホホバオイル、アルガンオイル・・・というように、植物オイルがずらりと並んだ構成になっています。
シリコンもありませんし、鉱物油(ミネラルオイルなど)も含まれていません。
人工油であるエステルオイルさえも配合されてないわけです。
これがいったいどんなメリットを生み出すか。
個人的にはむしろ、メリットをなくしてしまったのではないかとみます。
例えばシリコンオイルの強みである潤滑性、ツヤ、安全性、エステルオイルの強みであるべたつきのなさ、安全性、低コスト性といった要素がなくなり、コストの高い植物オイルによるベタつき、必ずしも万全とは言えない安全性、臭いに問題など、むしろ品質に支障をきたすのではないかと考えられるような作り方なのです。
一般的なヘアオイルでは、前述したような様々な種類のオイルを掛け合わせてそれぞれの欠点を補うような形でひとつのヘアオイルを完成させています。
もちろん、シリコンは極めて安全であり、しかも髪との相性もよく、擬似的にコーティングを補完できる数少ない成分のひとつと言えます。
しかも、圧倒的なべたつきのなさで、快適な使用感にも大きく寄与している存在です。
このような重要な存在がないわけですから、むしろ植物オイルの欠点が大きく露呈した形になるのは避けられないでしょう。
商品説明文では「ヘルシーなウエット感」と表現されていますが、わざわざコストをかけて植物オイルだけで構成することがどうしてヘルシーだと言えるのか、ちょっと謎ですね。
髪のスタイリングに、ヘルシーもへったくれもないわけです。
髪自体には血も通ってなく、切れても痛くない、つまり死んだ細胞の集まりなので、植物由来成分を使うことがヘルシーであるという解釈は全く意味をなさないと言えるのです。
この製品が比較的高額であるように、資源に限りのある植物成分だけを使うこと自体、とてもコストのかかる、かつ合理的でない手法といえるのです。
話は脱線しましたがヘアスタイリング剤としてのクオリティも低く、植物由来で作りたかっただけ、というのが本当のところではないかと思う次第です。
そのような思考を持っている方であれば満足できそうですが、単に良いヘアスタイリング剤を探されている方には適合しないのではないかと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。