解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
太陽油脂ブランド名
パックスベビー容量
300ml参考価格
990円1mlあたり
3.3円JANコード
4904735054788KaisekiID
8011ベビー用の全身シャンプー。ベビー用ということで、マイルドな洗浄剤が待望されるところ。
しかし・・
商品説明を見てみると、マカデミアナッツオイルを使用した植物性石鹸という文言があります。
これ、石鹸の中でも肌に優しそうだなと思った方、絶対いますよね。
一般的なな石鹸に比べて、植物性石鹸だから、マカデミアナッツオイルを使っているからマイルドなんだ。そう主張しているのがこのパックスベビーシャンプー。
しかし、何を使っているにせよ石鹸は石鹸です。石鹸の一番の特徴は、アルカリ性であるということであり、その原材料にどの脂肪酸が使われているかは二の次の問題。一般によくあるラウリン酸、ミリスチン酸+水酸化Kという組み合わせの石鹸と、パルミトオレイン酸+水酸化Kというのは大きな違いにはならない(しっとり感があるか、さっぱり感が強いかの違いにすぎない)。
問題であるアルカリ性の洗浄剤、という特徴ゆえに、肌の保湿成分を溶かし出してしまうことが難点なのです。
また、アルカリにさらされた皮膚は悪玉菌が増えやすい状態となり、体臭や肌荒れの発生を促してしまう結果に。肌がもつアルカリ中和能をもってしても、7〜9時間程度本来の弱酸性に戻るのに時間がかかるため、肌が無防備な状態となってしまうのです。
シンプルな石鹸であること、石鹸のデメリットが思いっきり反映されます。赤ちゃんにとっては悲劇のようなもので、ただでさえ成人よりも皮膚が弱いのに、さらに肌バリアを溶かすような洗浄剤で洗われるというのは、もうかわいそうとしか言いようがありません。
もうそろそろ、石鹸が肌に優しいなどという幻想を持つのはやめて、大事な我が子のか弱い肌をアルカリ性の洗剤で洗っちゃだめ、という当たり前のことを前提にボディソープ選びをしてみてはいかがでしょうか。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。