Ingredient Analysis

カプロイルプロリンNa

成分 10件の商品に配合 ID: 32157
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+30

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名カプロイルプロリンNa
慣用名・別名プロデュウ® P-DS-12
INCI名Sodium Caproyl Prolinate
化学式C11H18NO4Na
分子量260.3 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +30
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +40
環境負荷・生分解性の評価

概要

味の素製原料「プロデュウ®P-DS-12」の化粧品表示名。コラーゲンに多く含まれるL-プロリンとカプロン酸(C6脂肪酸)が結合したN-アシルアミノ酸型のナトリウム塩。アミノ酸系保湿剤として肌・髪への高親和性保湿効果を発揮しつつ、ソフトな防腐補助作用も持つ多機能成分。ヘアコンディショニング・洗浄補助の用途にも対応。生分解性が高く環境負荷が低い。

カプロイルプロリンNaの解析

カプロイルプロリンNaは、味の素が開発した機能性アミノ酸誘導体「プロデュウ®P-DS-12」の化粧品表示名称である。コラーゲンタンパク質に豊富に含まれるアミノ酸、L-プロリンに、炭素数6の中鎖脂肪酸であるカプロン酸(ヘキサン酸)をN-アシル化した構造を持つ。このN-アシルアミノ酸ナトリウム塩という構造が、アミノ酸由来の親水性と脂肪酸由来の親油性を両立させるユニークな機能性の源泉となっている。

最大の特徴は多機能性にある。第一に、優れた保湿・湿潤効果。アミノ酸系成分は皮膚や毛髪との親和性が高く、NMF(天然保湿因子)に近い機能を発揮することで角層・毛皮質への水分保持をサポートする。第二に、ソフトな防腐補助効果。単独での防腐力は強くないが、他の防腐剤と組み合わせることで防腐系全体を底上げし、処方設計の自由度を高める。これにより、防腐剤の使用量を抑えた低刺激処方が実現しやすくなる。第三に、ヘアコンディショニングおよび洗浄補助作用も兼備し、シャンプーからスキンケア・ヘアオイルまで幅広い製品カテゴリに配合可能な汎用性を持つ。

類似成分との比較で言えば、同じN-アシルアミノ酸系のラウロイルグルタミン酸Naミリストイルグルタミン酸Naと構造的に近いが、カプロイルプロリンNaは脂肪酸鎖が短め(C6)のため、より軽い使用感とマイルドな界面活性を特徴とする。また、プロリンという環状イミノ酸を骨格に持つ点もユニークで、コラーゲン様の保湿イメージと機能的な親和性を訴求できる。

安全性の観点では、アミノ酸由来であることから肌・頭皮への刺激性は極めて低い。アレルギーリスクも低く、敏感肌向け処方にも採用しやすい。さらに、植物性原料由来かつ生分解性が高いため、環境負荷が低い成分としても評価されており、サステナブルコスメへの採用例も増加傾向にある。

相性の良い成分

グリセリン グルタミン酸Na プロリン類 セラミド