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エキスなど脇役の質はさすがに高い、しかし石鹸。
ごくシンプルな石鹸によるボディーソープの1つです。
とても石鹸らしい石鹸で、あまりそのデメリットを緩和するような方法もとらず、
さっぱりとベタつきのない、典型的なボディーソープの感触を楽しむことができる一品といえます。
ホホバ、アルガンオイルの潤滑性や、豆乳、プルーン、ワレモコウなどのスキンコンディショニング効果が添加され、
特にグレープフルーツを中心とした香りの上質さがオブ・コスメティックスならではといえるでしょう。
さっぱりなのに突っ張らないという謳い文句どおり、
石鹸らしい特徴と、お風呂上りのほのかななめらかさを共存させた一品といえます。
とはいえ、石鹸。
石けんの悪影響は、アルカリによる肌の保湿成分溶出とセラミド生成を長時間妨げるアルカリ残留問題。
また、合成界面活性剤に比べて石けんは洗浄に多くの分量を必要とするため、環境に優しいとは言えない原因になっています。
水道水のミネラル分と結合して石鹸カスを生成し、髪・肌のごわつきを生じさせ環境に悪影響を与える(富栄養化)問題があります。
これらの問題がクリアになっていない面もあり、(価格も含め)総合的に判断すると、オススメするには難しい製品だと判断せざるを得ません。
もちろん、単純な石鹸よりはたくさんのメリットがあり、かつ感触だけで判断すれば質の良いものと誰もが感じられる良い面もあります。
どうしても石鹸の中から良い物を選びたい、という方には、選択肢に入れる判断をするのもアリかなと思います。