Ingredient Analysis

(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10

ノニオン界面活性剤 19件の商品に配合 ID: 14490
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+40

安全性
+50

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10
INCI名POLYGLYCERYL-10 EICOSANEDIOATE/TETRADECANEDIOATE
由来半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域3〜7
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +50
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +25
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +10
環境負荷・生分解性の評価

概要

エイコサン二酸(C20二塩基酸)とテトラデカン二酸(C14二塩基酸)の混合有機酸とポリグリセリン-10をエステル化した水溶性エステル。親水性の高いポリグリセリン骨格により任意濃度で水にクリア溶解しながら、長鎖二塩基酸由来の疎水性部分が皮膚・頭皮の水分蒸散を抑制しバリア機能を改善。油剤・グリセリン由来のべたつきを軽減し、メントールの冷感増強作用も報告されている独自性の高い閉塞性コンディショニング剤。

(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10の解析

(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10は、長鎖の二塩基酸(ジカルボン酸)とポリグリセリン-10をエステル結合させた水溶性閉塞剤として独自のポジションを持つ成分。従来、バリア効果や保湿を期待する油性成分は「水に溶けない=エマルション処方が必要」というトレードオフがあったが、本成分はポリグリセリン-10という高親水性の多価アルコール骨格を持つことで、任意濃度で水中にクリアかつ透明に溶解しながら油性感・閉塞性を付与するという異質な両立を実現している。

作用機序としては、エイコサン二酸(C20)とテトラデカン二酸(C14)の長鎖疎水部が皮膚・頭皮の表面に整列し、経皮水分蒸散(TEWL)を抑制することでバリア機能を底上げ。一方でポリグリセリン骨格の高い親水性が過剰な疎水感・べたつきを相殺するため、使用感の軽さと保湿持続性を同時に実現する。グリセリン単体が引き起こしがちなべたつきを本成分が抑制するという報告もあり、グリセリン高配合処方との相性が特に良いと考えられる。

類似成分との比較では、ラノリン・スクワランなどの従来型閉塞剤は水系処方への応用が難しいが、本成分は透明水性ローション・シャンプー・スカルプケア製品など幅広い水系処方に展開できる点で革新的。また、メントールとの配合においては冷感増強効果も報告されており、スカルプシャンプーや清涼感コンセプトの製品との親和性も高い。

安全性面では、ポリグリセリンエステルは一般的に低刺激・低アレルギー性であり、CosDNAスコアも安全度1と評価される。環境負荷についても二塩基酸原料の生分解性が比較的高く、合成エステルのなかでは穏健な部類。水溶性でありながら閉塞・バリア・感触改善を担える稀有な機能性成分として、特にスカルプケア・低刺激スキンケア処方での採用が増加傾向にある。

相性の良い成分

グリセリン メントール 植物性オイル

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