Ingredient Analysis

バニラ果実エキス

植物由来成分 13件の商品に配合 ID: 608
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
-15

安全性
+10

素材の品質
+5

使用感
基本情報
成分名バニラ果実エキス
慣用名・別名バニラエキス, Vanilla Extract
INCI名Vanilla Planifolia Fruit Extract
分子量152.15 Da(バニリン主成分)
由来植物性
推奨配合濃度0.1〜1%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +5
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +5
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +15
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラン科バニラ(Vanilla planifolia)の果実から得られる植物エキス。主成分はバニリン(約85%)および4-ヒドロキシベンズアルデヒド(約8.5%)。配合目的は主に香料・賦香剤。糖分による軽度の保湿作用・皮膜形成による肌・毛髪の水分保持も期待されるが、効果は補助的。バニリンには抗酸化性が報告されているが、濃度依存性があり化粧品配合レベルでは限定的。感作性への注意が必要。

バニラ果実エキスの解析

バニラ果実エキスは、ラン科バニラ属の蔓性植物 Vanilla planifolia の果実から抽出された植物エキスで、主成分は甘く特徴的な香りの源であるバニリン(フェニルプロパノイド系芳香族アルデヒド、全組成比の約85%)と4-ヒドロキシベンズアルデヒドである。

化粧品・ヘアケア製品への配合目的は主に香料(賦香)であり、バニラ特有のクリーミーで甘い芳香を付与することが第一義。LUSHなど天然素材志向ブランドに採用されることが多い。副次的な機能として、果実中に含まれる天然糖分が保湿剤(ヒュメクタント)として機能し、皮膚や毛髪表面への水分保持・保護膜形成に貢献するとされる。ただし、これらの機能は配合濃度が概して低く(主成分ではない)、グリセリンやヒアルロン酸などの主力保湿剤と比較して効果は補助的にとどまる。

バニリンはポリフェノール類縁体として抗酸化活性を持つことが研究上報告されており、理論上のエイジングケア効果も期待されるが、化粧品への一般的な配合量ではその寄与は小さい。また、バニリンはアルデヒド基を持つことから、高濃度では皮膚感作(アレルギー反応)リスクが生じ得る点に注意が必要で、EUの香料規制の観点からも注視される成分のひとつである。

他の植物エキスと比較すると、香りのキャリア成分としての個性が際立っており、機能性成分というよりは「香りと天然感」を演出するためのポジショニング成分として理解するのが適切。シアバターやアルガンオイルと組み合わせると保湿・香りの相乗効果が得られ、ヘアトリートメントやボディケア製品での使用感向上に寄与する。

相性の良い成分

グリセリン ヒアルロン酸 セラミド

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