Ingredient Analysis

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O)液

アニオン界面活性剤 8件の商品に配合 ID: 78896
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+10

素材の品質
-10

使用感
基本情報
成分名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O)液
医薬部外品名ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム液
慣用名・別名ラウレス硫酸アンモニウム、ALES
INCI名Ammonium Laureth Sulfate
化学式C12H25(OCH2CH2)OSO3NH4
由来合成
推奨配合濃度3〜8%
適正pH域5.5〜7.5
EWGスコア7/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O)液の分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +35
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 -20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -15
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ラウレス硫酸アンモニウム(ALES)のEO付加数1モルタイプ。アニオン性界面活性剤で、ラウリル硫酸塩にポリオキシエチレン鎖を付加し分子量を増大させることで皮膚深部への浸透を抑制した改良型洗浄剤。強力な脱脂・泡立ち性能を維持しつつ、硬水中でも泡立ちが安定。EO付加数が少ない分、洗浄力はやや高め・穏和さはやや低め。継続使用による皮脂・毛髪タンパクへのダメージリスクあり。

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O)液の解析

ラウリル硫酸ナトリウムの「進化版」の系譜に位置するアニオン性界面活性剤。かつて硬水地域での泡立ち不良を解決すべく開発されたラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は、その高い浸透力ゆえに大規模な肌荒れを引き起こした。その弱点を改善するため、分子構造にポリオキシエチレン(PEO)鎖を付加し分子量を増大させたのがラウレス硫酸塩(AES)系である。本成分はそのアンモニウム塩タイプであり、EO付加数が1モルと少ないため、同系列の2〜3EOタイプと比べて相対的に洗浄力が高く、マイルド性はやや劣る傾向がある。

作用機序は「表面洗浄特化型」。PEO鎖が皮膚深部への浸透を物理的に阻止するため、SLSのように真皮レベルで炎症を引き起こすリスクは低減されている。しかし肌表面の皮脂・細胞間脂質を強力に除去する脱脂力は依然として高く、バリア機能の一時的低下・乾燥・毛髪のキューティクル損傷を招きやすい。乾燥肌・敏感肌・ダメージヘアへの継続使用は特に注意が必要だ。

泡立ちの豊かさ・迅速な汚れ落とし・硬水安定性という三拍子が揃うことから、シャンプー・ボディウォッシュ・洗顔料など幅広いリンスオフ製品において主要洗浄剤として世界的に広く採用されている。コスト効率が高く処方設計しやすいことも普及の背景にある。

環境面では、生分解性はある程度確保されているものの、製造工程での硫酸化・エトキシル化に伴う副産物(1,4-ジオキサン等)の混入リスクが指摘されており、精製工程の管理が品質を左右する。水生生物への毒性も中程度あり、環境負荷は無視できない。処方においてはベタイン系・アミノ酸系の穏和な洗浄剤との併用、コンディショニング成分・保湿成分の補強が推奨される。

相性の良い成分

増粘剤 キレート剤 両性界面活性剤

相性の悪い成分・混合注意

陽イオン界面活性剤 蛋白質加水分解物