Ingredient Analysis

乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液

植物由来成分 6件の商品に配合 ID: 88296
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
+25

安全性
+35

素材の品質
+5

使用感
基本情報
成分名乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液
慣用名・別名マテチャ葉乳酸発酵エキス
INCI名Lactobacillus/Ilex Paraguariensis Leaf Ferment Filtrate
由来植物性・発酵
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜6.5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 植物由来成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +32
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +8
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +8
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +5
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

乳酸桿菌によるマテチャ葉の発酵エキス。マテチャ由来のポリフェノール・カテキン・クロロゲン酸・テオブロミン等が発酵プロセスにより低分子化・生体利用性が向上。抗酸化・皮脂酸化抑制・抗菌・UVB/UVA吸収補助・美白作用を発揮。発酵由来のポストバイオティクス効果で頭皮・肌のマイクロバイオーム調整も期待される。夏向け・男性用化粧品への配合実績あり。

乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液の解析

乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液は、南米アンデス〜パラグアイ地域原産のマテチャ(学名:Ilex paraguariensis)の葉を乳酸桿菌で発酵させて得られる複合エキスである。マテチャ葉はそれ自体が豊富なポリフェノール・カテキン・クロロゲン酸・テオブロミン・カフェイン・ルチンなどを含む機能性植物だが、発酵というプロセスを加えることで分子量が低下し、皮膚・毛髪への浸透性と生体利用率が高まる点が特長だ。

発酵前後の比較でみると、乳酸桿菌による分解・変換を経ることで抗酸化活性が増強されるという知見がある。この抗酸化力は皮脂酸化の抑制に寄与し、頭皮の脂っぽさや酸化臭、毛穴の詰まりを引き起こしやすい夏場・汗をかきやすい男性の頭皮環境ケアに特に有用とされる。HABAをはじめ複数のブランドが夏向け・メンズラインへの配合を選択している理由もここにある。

美容機能の面では、紫外線吸収補助(UVB/UVA域)・メラニン生成抑制・肌荒れ防止といったマルチな働きが期待される。マテチャ葉エキスそのものはEMAにより伝統薬として承認された歴史を持つほど機能性が認められており、発酵によってその活性をさらに引き出したのがこの成分といえる。

近年注目されている「ポストバイオティクス」の観点からも評価できる成分である。乳酸菌の発酵代謝産物(有機酸・バクテリオシン等)が肌・頭皮のマイクロバイオームバランスを整え、有害菌の増殖を抑えながら皮膚バリアを支援する可能性がある。緑茶発酵エキスや他の植物発酵エキスと類似した位置づけだが、マテチャ特有のテオブロミンによるマイルドな血行促進効果も加わり、育毛・スカルプケア文脈でも一定の役割を果たすと考えられる。

安全性は高く、植物由来・発酵由来であることから刺激性は低い。ただし植物エキスである以上、まれにポリフェノール系アレルギーの可能性はゼロではない。配合量は製品によって異なるが、少量でも複合的な機能を発揮できるのが発酵エキス全般の強みである。

相性の良い成分

ビタミンC誘導体 ナイアシンアミド カテキン類 ポリフェノール抽出物

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ成分 酸化防止剤欠乏環境