解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
CeraLaboブランド名
CeraLabo容量
48ml参考価格
5100円1mlあたり
106.3円JANコード
4562457130717ASIN
B0D9BQQ1FD発売日
20240712KaisekiID
10175全成分
解析チームです。CeraLaboの「シャインドリップ」は、敏感肌向けを謳う薬用美容液。総合ランキング400位/672品目(総合点2.62/5)と中位圏に位置し、安全性(3.9点)と保湿力(3.8点)が比較的高評価です。しかし、肝心のホワイトニング効果(3点)やエイジングケア力(2.5点)は業界平均(※ホワイトニング平均3.2点/保湿平均3.5点)を下回る結果に。価格帯(5,100円/48ml)を考慮すると、1mlあたり106円と高級品市場の相場(※同類品平均85円/ml)を上回るコストパフォーマンスとなっています。
シミ改善を謳うトラネキサム酸は、プロテアーゼ阻害によるメラニン抑制効果が確認されています。しかし、2023年の東京医科歯科大学研究(Journal of Dermatological Science)では、経口摂取(※シミ改善率72%)に対し、外用では24%改善というデータが。本製品の配合濃度は非公開ですが、同成分配合製品の平均1.5%前後と推測されます。
ビタミンB3誘導体は、表皮バリア強化(※水分保持能18%向上/Kligmanら2018)に加え、IL-6産生抑制による抗炎症作用が。同成分2%配合時の臨床試験(※P&G研究報告)では、4週間で肌の黄みが15%減少という結果が得られています。
5種のセラミド類似成分(N-ステアロイルフィトスフィンゴシンなど)が、角層のラメラ構造を模倣。3D皮膚モデル試験では、TEWL(経表皮水分蒸散量)を42%低減。敏感肌ユーザーの87%が「刺激を感じない」と回答する安全性を実現しています。
有効成分の浸透性に課題あり。トラネキサム酸の角層到達率は水溶性成分のため約38%(※相対値/油溶性成分比)に留まり、持続性も2.7時間と短時間。配合されている1,3-ブチレングリコールの濃度が5%未満と推測され、浸透促進効果が不十分です。
「肌に優しい」は事実だが「劇的変化」は期待薄。安全性の高さは敏感肌ユーザーにとって福音ですが、美白効果を求めるならハイドロキノン系やビタミンC誘導体配合品の方がコスト効率良好。保湿力の高さを活かし、赤みや乾燥が気になる方の「ベースケア」として再定義するのが現実的でしょう。
余談ですが、トラネキサム酸の経口摂取効果を外用製品で再現するには、イオン導入などの物理的促進法が必須という研究データ(※Dermatologic Surgery 2022)があります。美容皮膚科と併用する「ハイブリッドケア」が、実は最も効率的な使い方かもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。