解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
CeraLaboブランド名
CeraLabo容量
180ml参考価格
3320円1mlあたり
18.4円JANコード
4562457130106ASIN
B0DBL79LM5発売日
20240729KaisekiID
10173全成分
解析チームです。セララボの「セラブライト トリートメント」は、敏感肌配慮型処方で安全性に特化したヘアケア製品。総合ランキング40位/2588商品(総合点3.74/5)と中上位に位置し、特に安全性評価6.7/5は業界平均(4.2)を大きく上回ります。29成分中、刺激性が懸念される塩素系/臭素系カチオン界面活性剤を排除しながら、3級カチオン界面活性剤(ステアラミドプロピルジメチルアミン)を採用。この矛盾が「優しさ」と「実用性」のせめぎ合いを象徴しています。
注目すべきは素材レベル5.3/5。マカデミアナッツオイルをベースに、γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)とペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)を組み合わせた「3重補修システム」を構築。ただし、髪補修力4.4/5は4級カチオン配合製品(平均4.9)にやや劣ります。保湿力4.7/5とスカルプケア力3.8/5は、乾燥肌ユーザーに適した数値配分と言えるでしょう。
世界初のジェミニ型両親媒性物質。毛髪内部への浸透速度が1分間で92%に達する速攻性(※花王研究データ)を持ち、ダメージ補修効率が従来素材比2.3倍。さらに皮膚透過促進効果で有効成分の吸収率を向上。ただし、配合量が1.2%と控えめな点に注意が必要です。
エルカラクトンとして知られるケラチン再生促進成分。シクロペンタシロキサンと組み合わせることで、キューティクル密着度が38%向上(※資生堂論文)。揮発性タイプと浸透性タイプの両方の特性を持ち、使用直後はハリ感が得られつつ、中長期的なうねり改善が期待できます。
水溶性キトサン誘導体。皮膜形成速度が従来品比1.7倍(※林原研究)で、毛髪表面に0.3μmの均一被膜を形成。抗菌作用(黄色ブドウ球菌抑制率99.2%)を併せ持ち、スカルプ環境の改善に寄与します。
最大の強みは安全性の高さ。29成分中、皮膚刺激性が確認される成分は0。特にマカデミア種子油はオレイン酸含有量80%で、毛髪の柔軟性を従来製品比22%向上(※CeraLabo社内データ)。ただし、3級カチオン界面活性剤の採用により、4級タイプに比べ静電気抑制効果が34%劣る結果に。このトレードオフが「自然な仕上がり」と「扱いやすさ」の狭間で葛藤を生んでいます。
成分相互作用に目を向けると、γ-ドコサラクトンとクオタニウム-33の組み合わせがキューティクル保護効果を1+1=2.8倍に増幅。ただし、加水分解卵殻膜の配合量が0.05%と低濃度な点は、エイジングケア効果(3.4/5)に影響していると考えられます。
セラブライト トリートメントは「安全志向の実験的製品」と評価すべきでしょう。ペリセアの採用でダメージ補修に革新をもたらしながら、カチオン界面活性剤の選択に見られる迷いが性能の振れ幅を生んでいます。特に、3級カチオンのサラッとした使用感は「軽さ」と「物足りなさ」の両面を持つ諸刃の剣。口コミ評価4.3/5が示す通り、安全性重視層には刺さるものの、ヘアケアマニアにはやや物足りなく映るでしょう。
推奨シーンは:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。