100円ショップ、ダイソーのファンデーション(アイシャドウ)です。(200円の商品です。)
ファンデーション系の良し悪しとは何か。それは、発色が良い、塗り感が良い、といった表面的なことに止まりません。
もちろん、ファンデーションである以上、仕上がりの見た目が大事なのは間違いありませんが、品質の優劣という部分も同じく大きいものです。
ここでは、果たしてDAISOのファンデーション(アイシャドウ)がどのようなクオリティであるのかを見ていきたいと思います。ファンデーションのクオリティって、いったい何を見るべきだと思いますか?
様々な顔料(鉱物由来)が散りばめられ、とくに発色の良い素材も積極的に使われている構成。
ストレートに輝きが感じられる、キラキラしたアイシャドウといえるでしょう。合成フルオロフロゴパイトのように、ゆがみのない均一な反射をする素材でよりキラメキが感じられる内容となっています。
ただ、このファンデーションの鉱物由来の微粉末は、比較的ストレートに肌に刺さるタイプということがいえます。
実はこのあたりがクオリティを左右するところ。品質の良いファンデーションほど、この微粉末をシリコンなどで被覆して、肌に直接刺さらないような工夫がされています。また、化粧崩れもより起きにくい構造になっているわけですね。
このファンデーションは、まったくそういった工夫がないというわけではありませんが、かなり乏しいのは確かです。
アイシャドウなので、ある程度発色重視というのは理解できますし、この処方だからやめておけ、というほどではありません。
もちろん、200円で購入できる品質としては十分によくできていると言えます。
ただ、なぜ200円なのか、なぜ安いのかは理由があり、犠牲になっているのはあなたの肌である、ということです。
そこにこだわりがあるなら、この製品は選択肢に含まれないということになるでしょう。
200円の割によく出来ています。発色もよく、使い勝手が良いアイテムとなるでしょう。
ただし、安いなりに省かれている要素はたしかにあり、それが長期的に見て肌に負担になるとしたら。もしスキンケアを重視しているのであれば、少し不安の残る製品となるでしょう。
また、成分表上では表れない、思わぬ不純物の存在などによるアレルギー反応が一番怖かったりします。微粉末むき出しなので、もしアレルギー物質が存在した場合に、割とダイレクトに反応が出てしまうのではないか。
そういったことも含めて、商品選びというのは何を大事にするか、一人一人が信念を持って選ばれると良いと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。