Ingredient Analysis

シコンエキス

植物由来成分 34件の商品に配合 ID: 14906
植物由来成分 植物・天然素材から抽出された自然由来成分
-15

安全性
+35

素材の品質
+5

使用感
基本情報
成分名シコンエキス
慣用名・別名紫根エキス, ムラサキ根エキス, シコン
INCI名LITHOSPERMUM ERYTHRORHIZON ROOT EXTRACT
由来植物性
推奨配合濃度0.5〜5%
適正pH域4.5〜7.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 植物由来成分
シコンエキスの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 -15
肌・頭皮への安全性
補修力 +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +30
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +5
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

ムラサキ科植物・ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon)の根(紫根)から得られるエキス。主要活性成分はナフトキノン系色素シコニン・アセチルシコニン・デオキシシコニン、加えてアラントインを含む。抗炎症・抗菌・皮膚細胞賦活・血行促進・育毛促進作用を有し、スキンケア・スカルプケア両面で有効。天然の紫色着色成分としても機能。接触アレルギーリスクあり。

シコンエキスの解析

シコンエキスとは、ムラサキ科多年草「ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon)」の根部を乾燥・抽出して得られる植物性エキスで、生薬名では紫根(シコン)と呼ばれる。主成分はナフトキノン誘導体であるシコニン・アセチルシコニン・デオキシシコニンの複合体で、これらが多彩な生理活性の中核を担う。加えて創傷治癒・肌荒れ改善で知られるアラントインも含有し、相乗的なスキンケア効果をもたらす。

作用機序の面では、シコニンが炎症性サイトカインの産生を抑制することで抗炎症効果を発揮し、ニキビ・湿疹・頭皮炎症への対処が期待できる。また、血行促進作用を通じた育毛・スカルプケア効果も注目されており、シャンプーやスカルプトリートメントへの配合が増加している。皮膚細胞賦活作用はターンオーバーを促進し、エイジングケアの文脈でも活用される。

日本では江戸時代、外科医・華岡清洲が紫根を主成分とする軟膏「紫雲膏(しうんこう)」を考案し、火傷・湿疹・ニキビの治療薬として活用してきた歴史を持つ。この長い薬用の歴史が、安全性評価の下地となっており、漢方・生薬由来成分として比較的信頼性が高い。現代では着色目的(紫色系の天然色素)にも用いられ、メイクアップ・ヘアカラー製品にも配合される。

一方で留意すべき点もある。シコニン単体は接触アレルギー誘発リスクが報告されており、高濃度での使用や素材原液の直接使用には注意が必要。このため市販品では金属イオンおよびタンパク質との処理によって低アレルゲン化した形態で配合されることが多い。また、水に不溶でエタノール・エーテルに可溶という溶解性の制約から、製剤設計時に溶媒選択の工夫が求められる。植物からの単離コストが高いため、製品への配合量は限定的になりやすい点も特徴のひとつである。

相性の良い成分

アラントイン グリセリン プラセンタエキス センキュウエキス

相性の悪い成分・混合注意

強力な酸化剤 高濃度ビタミンC誘導体

シコンエキスを含む商品ランキング

34件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)